4コマ漫画『戦国イタリア~ノ』第3話

Buonasera a tutti!

 

今月は月刊連載中の4コマ漫画『戦国イタリア~ノ』が復活します。

今日は第3話を公開します!

※「お疲れさま」の代用としては、「ottimo lavoro」(お仕事よくできました)、「salute」(乾杯)などが使われる。「頑張れ」の代用は『力』という意味の「forze」だが、とても強い圧力なので、スポーツの応援などで使われる程度である。無駄な疲れを感じさせず、無理に頑張らせない。イタリア人の粋な気質が覗える。

いかがでしたか?

なお、この漫画は、太田ぐいやさん(原作担当)と幸田廣信さん(作画担当)が、漫画雑誌「月刊アクション」(双葉社)にて連載中の「蒼眼赤髪~ローマから来た戦国武将~」のスピンオフ4コマ漫画です。

 

本編の主人公も、4コマと同じジョバンニ・ロルテス。

山科羅久呂左衛門勝成という和名を持つ、イタリア人武将です。

戦国時代の日本に実在したとされ、宣教師と共に訪日し、後にキリシタン大名・蒲生氏郷に仕えたと伝えられています。

そんな彼の活躍を本編でも是非ご覧ください!

 

原作者である太田ぐいやさんからのメッセージ:

「今月発売号には第6話が掲載中です!そして単行本は7月10日発売です!この記事がアップされる頃に、サッカーW杯イタリア代表と、イタリア人監督ザッケローニさん率いる日本代表はどうなっているんでしょうか!?その2チームと単行本の快進撃を願っています!応援よろしくお願いいたします!」。

 

漫画家である幸田廣信さんからのメッセージ:

「このネタを描いていた時、FM802チャオムジカで、リスナーからW杯関連の質問に“イタリア語で頑張れはなんというんですか?”というのがあり、DJ野村雅夫氏は『それはフォルザでーす!』と元気よく答えていました。ペンが止まりました(汗)。単行本にも4コマ漫画『戦国イタリア~ノ』が収録されておりますので、ぜひご覧になってくださいね!」

 

『蒼眼赤髪』の詳細はこちら

 

 

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オペラの世界2 – 〜演奏家インタヴューの通訳〜

Buonasera a tutti!

今日は「オペラの世界」の新しいコーナーで音楽ライターの河野典子さんにあまり注目されない部分を紹介してもらいます。

お楽しみください。

 

〜演奏家インタヴューの通訳〜

イタリア語を使って来日演奏家のインタヴューをする場合、やはりその対象はオペラ歌手がもっとも多くなります。私自身、基本的には声楽関係あるいは指揮者でもオペラを振りに来日されたケースにおいてのみインタヴューをお引き受けすることにしています。しかし時には、空いているイタリア語通訳者が見つからないという理由で、指揮者はもちろん、器楽の演奏家の通訳に駆り出されることもあり、そんなときは(いつにも増して、かつ、付け焼き刃の)準備に大わらわとなります。

オペラのタイトルでも、たとえば日本では《椿姫》として知られるヴェルディのオペラの原題が《La Traviata》(ラ・トラヴィアータ:道を踏み外した女)であるように、質問者の話す日本語のタイトルが、イタリアではどう呼ばれているのかを知らなければ、こちらは先方に「どの曲の話をしているのか」をまずお伝えすることすらできないのです。イタリア・オペラであれば、その多くの原語のタイトルはなんとかわかりますが、たとえばドイツ・オペラの有名なワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》は、イタリア語になると《I maestri cantori di Norimberga》(イ・マエストリ・カントーリ・ディ・ノリンベルガ)となります。事前に調べているときであれば「なるほどね…、ニュルンベルクはノリンベルガになるのね」などと感心する余裕もありますが、通訳の最中に突如出て来たときには、せめてドイツ語の原題である 《Die Meistersinger von Nürnberg》が口をついて出てこなければ万事休すとなります。それが交響曲、器楽曲の話ともなればなおのこと、冷や汗をかくぐらいでは済まされません。通訳を本業としていらっしゃる方々の知識量と日々の努力にはただただ敬服するばかりです。

ご縁があって何度か拙い通訳をさせていただいた弦楽器奏者のBさんは、質問する批評家が、自身のBさんの演奏に対する感想を滔々と述べられているのを私が冷や汗をかきながら訳していると、手元にあった雑誌から目を離すこともなく「彼の僕の演奏に関する感想を聞いてもしょうがない。質問になったら訳せ」とおっしゃりながら知らぬふりでページをめくられています。やっと(笑)質問にたどり着いたのでその内容を伝えると、彼はやおら話し始めました。ところが!その答えが質問に負けじと文学的で、かつ長いのです。なんとかして話を遮って日本語に訳そうとしても彼は構わず話を続けます。私にとっては、とてつもなく長い時間が経過していきます。業を煮やした私が「お願いだから訳させて!」と頼んだ(ほとんど泣きついた)ところ、表情一つ変えず、こちらを見るでもなく「お前なら訳せる。最後まで行くぞ!」とにべもなく却下。話はその後10分近く続きました。あとからそのときの録音テープを聞き直したところ“奇跡的”に訳した内容の大意は間違ってはおりませんでしたが、寿命が縮む思いでした。

これまで何百回とインタヴューを受けていらしたに違いない、とある超ヴェテランの指揮者は、やはり批評家の持論の展開を私が必死になんとかして通訳しようと試みていると、表情一つ変えず、私の方を見るでもなく批評家の顔を見つめたままで、小声でこう言われたのです。「シニョーラ、訳さなくてもいい。彼の考え方に興味はない。質問になったらそれだけを訳してくれればいいから」。こちらも下を向いてメモをとりながら小声でマエストロに「でも黙っていたら私が仕事をしていないと思われます」とお伝えしました。「ならばこうしよう。昨日は何を食べたかね?イタリア語はどこで勉強したんだ?イタリアでの先生は誰だったんだ?ああ、彼女の結婚式に僕は出席したよ…。僕に話しかけてさえいればいいんだから、構わないから君の好きな話をしなさい」と助け舟を出して下さったのでした。(しかし、通訳をするふりをしながらフリートークをしろ、というのも私にとってはイタリア語の口頭試問を受けているようでしたが…。笑)

自戒の意味を含めてですが、日本の批評家や記者の質問は大変回りくどく、持論を展開し尽くして、質問らしい質問もなく話し終わってしまう方が時々いらっしゃいます。記者会見などで、通訳さんが「すみません、ご質問はなんでしょうか?」と聞き返すことがあります。当該の質問者はムッとした顔をされますが、私は通訳さんへの同情を禁じ得ません。

こちらは実名を出させていただいてもよいと思うのですが、ヴァイオリニストのジュリアーノ・カルミニョーラ(Giuliano Carmignola)さんの通訳を仰せつかった折のことです。このときには数時間にわたり何本かのインタヴューが続きました。そのうちのおひとりは、実に的を射た簡潔な質問をされる方で、カルミニョーラさんも熱心に答えていらっしゃいました。話がバロックと現代の弓の違いになったときのことです。弦楽器に全く疎い私が内心「さて、困った、たとえ直訳はできても、いったいどういう違いなのか、私には実物のイメージがつかめない…」と思いながら訳しておりますと、カルミニョーラさんはその質問にスラスラと答えながら、万年筆をポケットから取り出すとテーブルの上にあったメモ用紙になにやら書き始められたのです。そしてそれをスッと私に渡して下さいました。開いてみたところ、そこには2種類の弓の絵が描いてあり、どこがどう違うかをきちんと説明して下さってありました。おかげで彼の言わんとしたことを適切に日本語で伝えさせていただくことができたと思っております。インタヴュー終了後に「なぜ私が弓のことがわからないと気付かれたのですか?」と伺ったところ「うん、お前の顔色が悪くなったから(笑)」と言われました。私が赤面したのは言うまでもありません。そのデッサンはいまでも大切な私の宝物です。

こんなふうにイタリア人特有の温かい方々に助けられた経験は、これまで山のようにあります。

では、このつづきはまたの機会に。

河野典子

 

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Filed under: オペラの世界 — イタリア文化会館 東京 15:31  Comments (0)

『幸せのバランス』6月14日より5週限定ロードショー!

昨年イタリア映画祭で公開された『幸せのバランスが6月14日より公開されています。

日本でも近年問題となっている、新しい貧困者層がこの映画で取り上げられています。一見、ごく普通にみえる市役所職員のジュリオのふとした過ちから始まる転落人生と家族との絆を描いた秀作です。父の日にあわせて家族皆で是非見てもらいたい作品です。

ローマ市の福祉課に勤める子煩悩なジュリオ(40 歳)。ただ一度の浮気が原因で家を出ることになり、家族4 人の穏やかな暮らしから一転、二重生活の支払いに追われるようになる。豪放磊落だったジュリオが徐々に笑顔を失い、家族を避けようとする姿に16 歳の娘カミラは、危機感を覚え、原因をつきとめようとするのだが…。

監督:イヴァーノ・デ・マッテオ主演:ヴァレリオ・マスタンドレア(「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」)

詳細はwww.action-peli.com/balance/

ぜひ見に行きましょう!

 

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Filed under: イタリアイベント情報 — イタリア文化会館 東京 17:04  Comments (0)

オリーブ通信 第3号

Buonasera a tutti,

イタリア、カンパーニア州、ソレントの美しい海。

ソレント、といえば皆さんには、「帰れソレントへ」というカンツォーネでおなじみですね。

輝く太陽と美しい青い海、薫り高いレモンと、そしてオリーブが有名です。

4月の第一週に、イタリアでオリーブオイルコンテストの審査員団に参加してきました。

カンパーニア州のソレントで毎年開催されている「Sirena d’Oro」というコンテストで、イタリア全土からDOP(原産地保護呼称)指定のオリーブオイルが集まります。

応募してきた200ブランド以上のオリーブオイルからセレクトされた66ブランドを審査員がテイスティングして、味わいの強、中、弱という3部門でそれぞれベスト5を決めます。

 

こちらがオリーブオイルテイスティングに使うグラス。これだけ並ぶと壮観です。

テイスティングは香りと色のみで判定します。

実は、オリーブオイルの品質に色は関係がないのです。
例えば緑色だとフレッシュな印象を与えます。しかし穿った見方をすると緑色は色素の添加でなどでコントロールすることもできます。
ですので色の先入観を避けるために正式なテイスティングではコバルトブルーのグラスを使います。

テイスティング用具一式がセッティングされたデスク。

グラス、テイスティングシート、水、吐き出し、口直しのりんご、保温器。

保温器?

香りをしっかり感じるためにオイルの温度を28度くらいに温める必要があり、テイスティンググラス専用の保温器があるのです。

 

短い時間の中でたくさんのオイルをテイスティングし、例えば「草の香り」でもどのように差があるのか考えながら点数をつけていきますので、ものすごい集中力を要求されます。

今回はコンクールでのテイスティングのコツを学ぶことができました。

 

入賞したオイルのいくつかは既に日本に輸入されているものでした。

ぜひイタリアの最高品質のエキストラバージンオリーブオイルで食卓を豊かに彩ってみてください。

 

 

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Filed under: オリーブ通信 — イタリア文化会館 東京 19:27  Comments (0)

塩野七生×向井理 「魅惑のイタリア大紀行」

Buonasera a tutti!

 

皆様にイタリア好きには大変興味深いテレビ番組のご紹介です。

今週末と来週末の日曜日夜に、BS-TBSで「魅惑のイタリア大紀行という番組が放送されます。

塩野七生×向井理

魅惑のイタリア大紀行

ルネッサンスとは何であったのか

前編 6/8(日) 夜7:00~8:54

後編 6/15(日) 夜7:00~8:54

 

塩野七生さんというイタリアを知り尽くした案内人を得て、ルネッサンスという切り口から旅するイタリア。

また、新たにイタリアの魅力を発見し、イタリアを旅したいという気持ちを起こさせてくれるのではないでしょうか。

 

番組サイト:

http://www.bs-tbs.co.jp/

 

皆さん、ぜひご覧ください。

 

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Filed under: Staff Blog — イタリア文化会館 東京 19:53  Comments (0)

EU フィルムデーズ 2014 開催!

Buongiorno a tutti!

今日は映画のイベントを紹介したいと思います。「EUフィルムデーズ」です。

12回目を迎える今年は、5月30日から6月22日まで(月曜休映)、東京国立近代美術館フィルムセンター(東京・京橋)を会場に、EU加盟28カ国中23カ国の選りすぐりの作品を紹介します。上映は1作品につき2回以上、各日2~3回行います。また、5カ国の作品が、金沢、高松、岡山、福岡の各地にも巡回します。

イタリアからは、名匠タヴィアーニ兄弟の最新作『塀の中のジュリアス・シーザー』の登場です。日本でも昨年公開され話題になった作品です。ローマに実在する刑務所を舞台に実際の囚人たちを俳優として起用し、シェークスピアの舞台『ジュリアス・シーザー』の稽古実習を通し各囚人たちの心の機微を描いた寡黙なれど力強い作品です。2012年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞。6/14(土)14:00 上映。

イタリア以外の欧州諸国からも普段目にすることのできない多彩な映画が届いています。

この機会にぜひヨーロッパ映画の多彩さと質の高さに触れてみて下さい。多くの皆様のご来場をお待ちしております。

東京国立近代美術館 フィルムセンター
・大ホール(5月30日~6月15日)
・小ホール(6月17日~6月22日)

〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-6
お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600
www.momat.go.jp/
アクセスマップ

料金
一般 520円
高校・大学生・シニア 310円
小・中学生 100円
障害者(付添者は原則1名まで)/キャンパスメンバーズ 無料

発券
大ホール(定員310名) 2階大ホール受付
小ホール(定員151名) 地下1階小ホール受付
大ホール、小ホールともに各回入替制

鑑賞券は当日・当該回のみ有効です。
発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締め切りとなります。
学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーの方は、証明できるものをご提示ください。
発券は各回1名につき1枚のみです。
開映後の入場はできません。なお、すべての回につき、予告上映はなくすぐに本編が始まります。予めご了承下さい。


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Filed under: イタリアイベント情報 — イタリア文化会館 東京 06:08  Comments (0)

イタリア発 歴史エンターテインメント超大作『Q』

Buongiorno!

東京創元社設立60周年記念出版として4月に刊行された『Q』を紹介します。

イタリアから発信された歴史エンターテインメント超大作!

16ヶ国語に翻訳され、世界で100万部突破!

イタリア最高の文芸賞であるストレーガ賞にノミネートされながら、最終選考まで残った時点で著者側が辞退を表明!

『薔薇の名前』+『ダ・ヴィンチ・コード』+ <007>

「誰もが予想もしなかったかつてない文学。この上なく堅固かつ堅実。信仰と反乱からなる史実に基づく一大冒険劇」(ラ・レップブリカ紙)

1999年にイタリアで謎に満ちたこの小説が発表されると、さまざまな疑問が好奇心につながり、爆発的なヒットになりました。

その中でも最大の疑問が著者のルーサー・ブリセットの正体でした。刊行当初、イタリアでは著者はウンベルト・エーコではないかと、大いに話題になりましたが、後にボローニャ在住の4人のイタリア人の共著であることが発表されました。

そんなセンセーショナルな話題作がついに日本でも発売されました。

ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』にダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』、さらにはスパイ映画の“007”の要素まで入った作品だといわれると、重厚で、壮大で、トリックが随所に組み込まれ、どんでん返しの連続で、想像を絶したとてつもないストーリーを期待してしまいます。

まずは日本語版を読んでみて、次にオリジナルのイタリア語版に挑戦してみてはいかがでしょうか?

Q』上 /

ルーサー・ブリセット

さとうななこ 訳

1,900円+税

東京創元社

詳細はこちらから:www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488010119

 

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イタリア発 歴史エンターテインメント超大作『Q

Buongiorno!

東京創元社設立60周年記念出版として4月に刊行された『Q』を紹介します。

イタリアから発信された歴史エンターテインメント超大作!

16ヶ国語に翻訳され、世界で100万部突破!

イタリア最高の文芸賞であるストレーガ賞にノミネートされながら、最終選考まで残った時点で著者側が辞退を表明!

『薔薇の名前』+『ダ・ヴィンチ・コード』+ <007>

「誰もが予想もしなかったかつてない文学。この上なく堅固かつ堅実。信仰と反乱からなる史実に基づく一大冒険劇」(ラ・レップブリカ紙)

1999年にイタリアで謎に満ちたこの小説が発表されると、さまざまな疑問が好奇心につながり、爆発的なヒットになりました。

その中でも最大の疑問が著者のルーサー・ブリセットの正体でした。刊行当初、イタリアでは著者はウンベルト・エーコではないかと、大いに話題になりましたが、後にボローニャ在住の4人のイタリア人の共著であることが発表されました。

そんなセンセーショナルな話題作がついに日本でも発売されました。

ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』にダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』、さらにはスパイ映画の“007”の要素まで入った作品だといわれると、重厚で、壮大で、トリックが随所に組み込まれ、どんでん返しの連続で、想像を絶したとてつもないストーリーを期待してしまいます。

まずは日本語版を読んでみて、次にオリジナルのイタリア語版に挑戦してみてはいかがでしょうか?

Q』上 /

ルーサー・ブリセット

さとうななこ 訳

1,900円+税

東京創元社

詳細はこちらから。

http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488010119

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