東京バレエ団<20世紀の傑作バレエ プティ-ベジャール-キリアン>

Buongiorno a tutti!

今日は東京バレエ団が9月8日~10日にかけて上演する〈20世紀の傑作バレエ〉のお知らせです。
今回の公演では『アルルの女』(ローラン・プティ振付)、『小さな死』(イリ・キリアン振付)、『春の祭典』(モーリス・ベジャール振付)の3作品が一挙に上演されます。

そして今回『アルルの女』にゲスト出演(9/8, 9/10)するのが、イタリアの国民的なスターにして、世界のバレエ界で活躍する貴公子ロベルト・ボッレ(ミラノ・スカラ座バレエ団エトワール)。9月1日には、共演の上野水香(東京バレエ団プリンシパル)さんとの公開リハーサルと記者懇親会が行われました。

以下、記者懇親会でのボッレ氏の会見の模様をレポート形式でお伝えします。

-恩師である振付家、故ローラン・プティへの想いについて。

「プティとの出会いは19か20歳の時でした。『シャブリエ・ダンス』を踊る機会があり、それ以後『カルメン』、『若者と死』、『アルルの女』などの作品を踊ってきました。プティから教えてもらったことは私のキャリアで大変重要です。それ以前の私のレパートリーは『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』などの古典作品やネオ・クラシックが中心でした。登場人物が強い個性をもつプティのドラマティックな役柄を踊ることが私の芸術家としての成長を助けてくれたのです」


記者懇親会にて
©Kiyonori Hasegawa

-プティ作品ならではの魅力、そしてそのドラマ性について。

 「プティの作品にはパトス(熱情的な精神)が込められています。振付はシンプルですが、そのシンプルな動きを繰り返すことで強い印象、強い表現を生み出し、感動を呼ぶのです。その力が抜きんでているからこそ、初演から何十年たっても再演され続けているのではないでしょうか。
 『アルルの女』では、主人公の精神的な脆さなどを表現しなければなりません。感情の振れ幅が大きくなり、最後には自殺にいたるわけですが、舞台上でこのような感情を表現し、客席に伝えなければならないのです。」

-プティとの思い出について。
「具体的に…というと難しいのですが、プティとリハーサル室に入ることが大きな挑戦でした。彼は踊り手を挑発することでダンサーの力を伸ばそうとしたのです。リハーサル中のプティからは思わず頬を赤らめるような言葉が出ることもありましたが、その言葉で役柄を深めるような踊りが引き出されていきました」
 
-今回踊る『アルルの女』について。
(抜粋はたびたび踊っているが、全編を踊るのは今回が2度目、約10年ぶりとのこと)
「リハーサルの最中、新たな発見や感動がいくつもありました。初めてこの作品を踊ったのは2008年ですが、そこから人生経験を重ね、私自身も成長してきました。今まで生きてきた中で感じたことを表現したいと思っています。そうすれば視線やちょっとした仕草も“本物”になると思いますから。水香と踊れるのも本当に嬉しい。今度の舞台を私も心から楽しみにしています」


公開リハーサルの様子
©Kiyonori Hasegawa

そして記者からは様々な質問が寄せられたが、ボッレの美しさについて「20年前から変わらない」と賞賛した記者に対して、
「今は踊り手の身体を保つ方法も昔より進化しています。ダンサー生命が長くなったことで、年齢とともに重ねてきた人生経験を作品に活かすことができるようになりました。身体を保つ方法はよく聞かれるのですが、飲酒、夜更かしをせず、食事に気を遣い、1日8時間のレッスンをすれば皆さんも若さを保てますよ」と回答し、会場の笑いをさそった。(以上レポート了)

 東京バレエ団による初めてのプティ作品となる「アルルの女」。ローラン・プティ――生粋のパリジャンである彼の作品は、花の都パリの文化の粋を体現したようなエスプリの香りと、美や芸術への情熱を凝縮した独特のテイストが魅力の一つです。オペラ「カルメン」で有名なフランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーの、もう一つの傑作ともいわれる「アルルの女」に振付けられたこのバレエは、幻影の女性を追い求めて身を滅ぼす青年と、その婚約者の悲恋を描く、プティのロマンティシズムがあふれ出す傑作です。
 古代彫刻と見まがうイタリアの貴公子ロベルト・ボッレが、上野水香との共演で魅せる、ロマンティシズムの極致をぜひ劇場でご堪能ください!


©LauraFerrari

ロベルト・ボッレ(ミラノ・スカラ座バレエ団/アメリカン・バレエ・シアター)Roberto Bolle
イタリアのカザーレ・モンフェッラート生まれ。ミラノ・スカラ座バレエ学校で学び、1994年、同バレエ団に入団、96年にプリンシパルに昇進、03/04年よりエトワールとなる。09年からはアメリカン・バレエ・シアターでもプリンシパルとして踊る。世界各地のカンパニーでフラッチ、フェリ、ギエム、ザハロワほか錚々たるプリマと共演。15年にはパリ・オペラ座バレエ団でオレリー・デュポンのアデュー公演「マノン」にデ・グリュー役で出演。東京バレエ団とは04年「白鳥の湖」、15年「ジゼル」で共演を果たしている。


©Luciano Romano

〈インフォメーション〉
公演名:東京バレエ団<20世紀の傑作バレエ プティ-ベジャール-キリアン>
開催日:2017年9月8日(金)~10日(日)
日 時:9月08日(金)19:00
    9月09日(土)14:00
    9月10日(日)14:00
会 場:東京文化会館(東京都台東区上野公園5-45)
主 催:公益財団法人日本舞台芸術振興会
後 援:一般社団法人日本バレエ団連盟
入場料:有料
◆入場料[税込]
9月8日(金)9月10日(日)
S:¥12,000A:¥10,000B:¥8,000C:¥6,000D:¥5,000E:¥4,000
・お得なチケット
ペア割引[S、A、B席]2枚で1,000円割引。※NBS(電話・WEBチケットのみ)
親子ペア割引[S、A、B席]お子さまが半額。※お子さまは小学生~高校生まで。お席は選べません。
※NBS(電話・WEBチケット)のみで6/6(火)10時より発売。5/27(土)からの一斉発売で満席になった場合は、発売されない場合があります。
エコノミー券\3,000 ※イープラスのみで8/4(金)より発売。お一人様2枚まで。
学生券\2,000 ※NBS WEBチケットのみで8/4(金)20時より発売。10歳~25歳までの学生が対象。公演当日、学生証を携行ください。
※未就学児童のご入場はお断りいたします。
9月9日(土)
S:¥10,000A:¥8,000B:¥6,000C:¥5,000D:¥4,000E:¥3,000
・お得なチケット
ペア割引[S、A、B席]2枚で1,000円割引。※NBS(電話・WEBチケットのみ)
親子ペア割引[S、A、B席]お子さまが半額。※お子さまは小学生~高校生まで。お席は選べません。
※NBS(電話・WEBチケット)のみで6/6(火)10時より発売。5/27(土)からの一斉発売で満席になった場合は、発売されない場合があります。
エコノミー券\2,000 ※イープラスのみで8/4(金)より発売。お一人様2枚まで。
学生券\1,000 ※NBS WEBチケットのみで8/4(金)20時より発売。10歳~25歳までの学生が対象。公演当日、学生証を携行ください。
※未就学児のご入場はお断りいたします。
◆チケット発売中
NBSWEBチケットhttp://www.nbs.or.jp/※ご利用いただく際には、事前に会員登録(登録料・年会費は無料)が必要となります。
NBSチケットセンター03-3791-8888(平日10:00~18:00、土曜10:00~13:00、日祝休み)

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