特別展「江戸ものづくり列伝―ニッポンの美は職人の技と心に宿る―」

Buongiorno a tutti!

江戸東京博物館は、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催年にあたり、その幕開けにふさわしく、日本が世界に誇る「ものづくり」をテーマとした特別展を開催します。

朱漆塗鼠嫁入蒔絵組盃 浮船/作
江戸時代 19世紀
ベニス東洋美術館蔵

日本の伝統美術は、日本人の暮らしとともにありました。四季折々の生活シーンに応じて配される建具や調度品は、人びとに潤いと彩りを与えました。豊かな遊び心と繊細な美意識―それを作り上げてきたのが、「ものづくり」に生きる職人たちです。

梨子地藤巴立葵紋散松竹藤文蒔絵行器
江戸時代 18世紀
ベニス東洋美術館蔵

本展では、特色のある5人の名工たちを取り上げます。また、ベニス東洋美術館所蔵「バルディコレクション」の日本初公開をはじめ、 江戸東京博物館の所蔵資料を中心に、江戸東京で活躍した職人たちの仕事と人生に光を当てます。

バルディ伯爵肖像
明治22年(1899)
ベニス東洋美術館蔵
  • 伯爵が愛したニッポン―初来日 バルディコレクション―
  • 武士の都のものづくり
  • 江戸の蒔絵師・羊遊斎と是真
  • 鬼才の陶工・三浦乾也と隅田川のやきもの
  • 府川一則―北斎の愛弟子が歩んだ金工の道―
  • 大正昭和に生きた江戸の技―小林礫斎のミニチュア工芸―

<インフォメーション>
展示会名:特別展「江戸ものづくり列伝―ニッポンの美は職人の技と心に宿る―」
会  期:2020年2月8日(土)~4月5日(日)
     ※会期中に一部展示品の入れ替えがあります。
会  場:東京都江戸東京博物館 1階特別展示室(東京都墨田区横綱一丁目4番1号)
開館時間:午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)
     ※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(ただし2月24日は開館)、2月25日(火)
主  催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、毎日新聞社
後  援:イタリア大使館
協  賛:大日本印刷、トヨタ自動車 
協  力:ベニス東洋美術館、アリタリア-イタリア航空
問合わせ:〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1 TEL03-3626-9974(代表)
www.edo-tokyo-museum.or.jp 

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神奈川県立音楽堂開館65周年記念オペラ上演 ヘンデル『シッラ(Silla)』(日本初演)

Buongiorno a tutti!

2019年6月に一年間の改修休館を経てリニューアル・オープンした神奈川県立音楽堂は、開館65周年を迎え、この機に≪音楽堂室内オペラ・プロジェクト≫と題した新しいシリーズをスタートしました。同音楽堂のブランドであるバロック・オペラをはじめ、ルネサンス期から現代まで、「オペラ」から「ムジークテアター」、ワークインプログレスからフルステージまで、時代、国境、スタイルを超え、室内楽の楽しさを極限まで味わい尽くす、様々な上演に挑んでいきます。

今回上演するのは「ヘンデルの、最も美しく、最も謎に満ちたオペラ」として知られる、世界最高峰のバロック・オペラ『シッラ』。共和制ローマ時代に実在した暴君と、彼をとりまく群像劇です。

お送りするのは、イタリア・パルマ音楽院の若者たちを中心に結成し、よく知られた名曲、ヴィヴァルディ『四季』を全く新しいスタイルで演奏して、90年代初頭、世界の音楽界に旋風をまきおこしたカリスマ的ヴァイオリニスト、ファビオ・ビオンディ氏と「エウローパ・ガランテ」。2015年に日本初演された『メッセニアの信託』ぶり、3度目の音楽堂での演奏です。

演出は、『メッセニア』でも演出として起用され、2017年ウィーン・コンツェルトハウスの公演録音も話題のカウンターテナー歌手、彌勒忠史氏。『メッセニア』での音楽堂の限られた空間を生かしたシンプルな舞台、優れた音響を生かした演出は、日本の音楽ファンから熱狂的に迎えられました。

世界の古楽ムーブメントを牽引するファビオ・ビオンディ氏と「エウローパ・ガランテ」、そして彌勒忠史氏と彼が選んだ気鋭のクリエイターたちが贈る、完全舞台版『シッラ』世界初演。みなさまぜひお見逃しなく!

<キャスト>

音楽監督:ファビオ・ビオンディ(指揮・ヴァイオリン)
管弦楽:エウローパ・ガランテ
演出:彌勒忠史
美術:tamako☆
衣裳:友好まり子
照明:稲葉直人(ASG)
舞台監督:大澤 裕(ザ・スタッフ)
映像:田中有紀(㈱ストロベリーメディアアーツ)
演出助手:家田淳
台本・字幕翻訳:本谷麻子

配役:シッラ=ソニア・プリナ(コントラルト) 
クラウディオ=ヒラリー・サマーズ(コントラルト)
メテッラ=スンヘ・イム(ソプラノ)
レピド=ヴィヴィカ・ジュノー(メゾ・ソプラノ)
フラヴィア=ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
チェリア=マリア・イノホサ・モンテネグロ(ソプラノ)
神=ミヒャエル・ボルス(バリトン)

スカブロ=神谷真二(黙役)

天使ほか=桧山宏子/板津由佳(エアリエル)

兵士ほか=春日克之/佐久本歩夢(BLUE TOKYO)

<STORY>

第一幕
ローマの執権官シッラが民衆派の政敵を撃退して凱旋門のある広場に凱旋してきた。
妻のメテッラと護民官レピドに迎えられ祝辞を受けた後、シッラはローマに独裁政治を宣言し、何人たりとも自分の意に従うよう言い放つ。その専横ぶりに、メテッラもレピドも失望するが、メテッラは夫を軟化させようと考えをめぐらす。レピドの妻フラヴィアは、その前夜、ローマが怪物によって灰燼に帰す悪夢を見ておののいており、レピドが彼女を落ち着かせようとしても、稲妻が凱旋門を破壊すると予言する。
シッラの副官カトゥルスの娘チェリアと、民衆派の騎士でありシッラの反対派であるクラウディオは互いに想い合うが、チェリアはシッラの反対派を愛することは出来ないと悩んでいる。
そのクラウディオは大胆にもシッラの独裁を面と向って非難する。チェリアはクラウディオをかばおうとするが、シッラは怒り狂う。さらにシッラはチェリアの「面倒を見る」と称してチェリアを連れ去ってしまう。

第二幕
神殿に人々が加護を求め集まり、フラヴィアも祈っている。その美しさに欲望を覚えたシッラは彼女に言い寄るが、きっぱりと断られる。シッラが失望し眠りにつくと、神が現れ、ローマを恐怖で支配するよう告げる。眠りから覚めたシッラはすぐに、神殿で祈りを捧げる人々を皆殺しにする。この不敬で残忍な行為をレピドに咎められたシッラは、自分は何でも好きなようにできると傲慢に言い、レピドの妻フラヴィアを自分に譲るよう命令する。
さらにシッラは、妻メテッラの目の前でチェリアに言い寄り、激しく非難される。チェリアはついにシッラに愛想を尽かし、クラウディオへの愛を告白する。クラウディオは打倒シッラの思いを強くする。
シッラはその夜レピドの家に現れ、また再びフラヴィアを誘惑しようとするが、レピドに阻まれたため、夫妻を無理やり連行する。フラヴィアを自分のものにするためである。また、クラウディオとチェリアの恋人たちのもとにも現れ、クラウディオを投獄し、チェリアを監禁する。そして臣下のスカブロにクラウディオとレピドの暗殺を命じる。しかしスカブロは、メテッラに説得されて、レピドとクラウディオを牢から助け出す。

第三幕
メテッラに救われたレピドは打倒シッラを提案するが、夫に失望しつつも貞淑な妻メテッラは夫を殺す策には同意しない。まだ夫シッラの改心に一縷の望みを持っているのである。シッラはローマを離れシチリアへの任務を与えられる。出発前にもう一度チェリアを誘惑するが失敗し、クラウディオは死んだとチェリアに知らせ絶望させる。一方でフラヴィアにも言い寄るが、またも拒絶される。レピドも死んだと嘘をつくが、クラウディオ、レピドの二人とも現れ、二組は互いに喜び合う。
シッラのもとに反乱の知らせが届き、気乗りしないながらもメテッラと別れを惜しみつつも出帆する。が、不安は的中し船は激しい嵐により沈没してしまう。メテッラがシッラを救出に向かい、連れ帰る。
一方ローマでは、レピドとクラウディオが、自由を求めている。そこに雲の中から栄光に輝く軍神マルスが姿を現す。皆が跪いているところに、メテッラとシッラが到着する。
シッラも膝をつき自らの権力を放棄し、妻と一緒に引退を宣言する。

<インフォメーション>

公演名:開館65周年記念 音楽堂室内オペラ・プロジェクト ヘンデル『シッラ』全3幕
ファビオ・ビオンディ指揮 エウローパ・ガランテ イタリア語上演/日本語字幕付 日本初演 
公演日時: 2020年02月29日(土)~2020年03月01日(日)  14:00開演 (13:00開場)
*公演当日 13:15-13:45 ファビオ・ビオンディによるプレ・トークつき
主  催:神奈川県立音楽堂[公益財団法人神奈川芸術文化財団]
助  成:一般財団法人地域創造、朝日新聞文化財団、文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
特設サイト:https://www.ongakudo-chamberopera.jp/
問合わせ:神奈川県立音楽堂  045-263-2567
チケット:[全席指定・税込] S席:15,000円 A席:12,000円【残券僅少】 B席:【売り切れ】 学生(24歳以下):8,000円
*車椅子席有り(付添1名無料)
*未就学児童の入場は、ご遠慮ください。

●チケットぴあ https://pia.jp/ 0570-02-9999(Pコード145-683)
●イープラス https://eplus.jp 
●ローソンチケット https://l-tike.com 0570-084-003(Lコード32511)

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ベアトリーチェ・ラナ ピアノ・リサイタル

Buongiorno a tutti!

劇場厳選の新鋭ピアニストたちが意欲的なプログラムで競演を繰り広げる、好評の「ピアノ・エトワール・シリーズ」。2019年度を締めくくる第38回目には、イタリアの新星ベアトリーチェ・ラナが登場いたします。

photo: Nicolas Bets

2011年のモントリオール国際音楽コンクールをはじめ数多くの国際コンクールでの優勝歴を持ち、近年ではファビオ・ルイジやケント・ナガノなど世界的に活躍する指揮者や、ロイヤル・コンセルトヘボウ、バイエルン放送交響楽団、NHK交響楽団といった著名なオーケストラとの共演を重ねています。また今夏には、ネゼ=セガン指揮するフィラデルフィア管弦楽団との共演で、プロコフィエフの協奏曲第3番を披露し、華々しいカーネギーホールデビューを飾ったばかりの、まさにライジング・スターといえるピアニストです。

レコーディングも精力的に行っており、2017年にリリースした『J. S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲』は2018年6月Classic BRIT Awards 2018にノミネートされるなど、高く評価されました。また2019年10月には新譜『ラヴェル:鏡、ラ・ヴァルス、ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ、火の鳥』をリリースしたばかりです。

今回は、子どもの頃から演奏するのが大好きだったと語るJ.S. バッハの作品のほか、スペインの作曲家アルベニスによる超絶技巧と名高い《イベリア》第3集、そして先月リリースしたばかりのCDにも収録したストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章などをお贈りします。彼女の持ち味である豊かな歌心、そして確かな演奏技術が光るプログラムには自ずと期待が高まります。今後ますますの活躍が期待される彼女の“今”の演奏を、どうぞお聴き逃しなく。

【曲目】
J.S. バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調BWV 971
シューマン:ピアノ・ソナタ第3番へ短調作品14
アルベニス:組曲《イベリア》第3集
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章

【出演者プロフィール】
ベアトリーチェ・ラナ  Beatrice Rana

2011年18歳でモントリオール国際音楽コンクール優勝、また2013年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール銀賞(第2位)および聴衆賞受賞により世界的に注目される。
ムツィオ・クレメンティ、サン・マリノ、バング&オルフセンなど数多くの国際コンクールで優勝。2014年には、若いソリストの育成を目的とした、オルフェウム財団主催の国際音楽祭の演奏者に選ばれ、チューリッヒ・トーンハレにて、ズービン・メータ指揮フィレンツェ・マッジョ・ムジカーレ管と共演。2018/2019そして2019/2020シーズンは、ロイヤル・コンセルトヘボウ、シカゴ響、デトロイト響、バイエルン放送響、パリ管弦楽団、ロンドン・フィル、フィラデルフィア管、チューリヒ歌劇場管弦楽団、デンマーク国立交響楽団等と、また、ファビオ・ルイジ、ヤニック・ネゼ=セガン、ウラディーミル・ユロフスキー、ケント・ナガノなど国際的に活躍している指揮者との共演が控えている。
2012年ATMAレーベルで、ショパン/前奏曲とスクリャービン/ソナタ第2番をリリースし、国際的に高い評価を獲得した。2015年ワーナー・クラシックスから、アントニオ・パッパーノ指揮ローマ聖チェチーリアとの共演で、チャイコフスキー/協奏曲第1番とプロコフィエフ/協奏曲第2番をリリース。2017年3月には同レーベルからバッハ/ゴルトベルク変奏曲がリリースされ、この録音に対して、2018年6月Classic BRIT Awards 2018にノミネートされた。
1993年音楽一家に生まれ、9歳の時にバッハのピアノ協奏曲ヘ短調をオーケストラと共演し、デビュー。モノポリーのニーノ・ロータ音楽院でベネデット・ルーポに師事。その後M.ベロフ、A.チッコリーニ、A.ヤシンスキ、F.J.ティオリエ、E.ヴィルサラーゼらのマスタークラスに参加し研鑽を積む。
現在、世界中から最も注目を浴びているピアニストである。

<インフォメーション>
公演名:「ピアノ・エトワール・シリーズ Vol.38
ベアトリーチェ・ラナ ピアノ・リサイタル」
日 時:2020年3月8日(日)15:00開演
会 場:彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
協 賛:株式会社与野フードセンター
後 援:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)、イタリア文化会館
助 成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
チケット:好評発売中(全席指定)
正面席3,500円 バルコニー席2,500円(U-25 1,000円)
一般のお問い合わせ:財団チケットセンター0570-064-939
オフィシャルウェブサイト

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第一回弦楽四重奏国際ジュニアコンクール 参加者募集

ピエロ・ファルッリ生誕100周年記念事業実行委員会は、第一回ピエロ・ファルッリ弦楽四重奏国際ジュニアコンクールを実施します。

本コンクールは、2020年に行われるフィエーゾレ音楽院設立者ピエロ・ファルッリの生誕100周年記念事業の一環として実施されます。

【参加資格】2020年6月30日の時点で四重奏の構成員の合計年齢が満80歳以下、かつそれぞれの構成員が満14歳以上満22歳以下である場合に限る。

【申込み期限】2020年6月30日

【提出物】

下記ホームページから参加申込書をダウンロードし、以下とともに提出。

①以下の条件を満たした演奏動画(フォーマット:mp4、15分程度)
・少なくとも弦楽四重奏曲の一楽章(アレグロ)と、別の作曲家による弦楽四重奏のためのアダージョを含んでいる
・楽曲の選定は自由

②四重奏の指導者による推薦状

【褒賞】(賞金総額7,000ユーロ)

第一位 3,200ユーロ
第二位 2,000ユーロ
第三位 1,000ユーロ

特別賞 ピエロ・ファルッリ国際作曲コンクールの過去受賞作品の最も優れた演奏に800ユーロを授与します。

また、参加した最も若い四重奏に400ユーロを授与します。

詳細はこちら(英語・イタリア語): www.farulli100.com/the-competition/?lang=en

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Sanremo e Sanremo Giovani World Tour 2020

Il Festival della canzone italiana, o più comunemente Festival di Sanremo, nasce nel 1951 dall’idea di Angelo Nicola Amato, direttore delle manifestazioni e delle pubbliche relazioni del Casinò di Sanremo, e giunge quest’anno alla settantesima edizione.

Molti cantanti hanno lanciato la propria carriera a Sanremo, o si sono affermati come grandi nomi della musica italiana.

Dal 1993, Sanremo Giovani è un contest parallelo che seleziona giovani cantanti per la sezione “nuove proposte” del Festival. Ogni anno più di 700 ragazzi partecipano alle selezioni per conquistare la possibilità di esibirsi sul palco di Sanremo.

Dal 2019, i primi classificati di Sanremo Giovani hanno l’opportunità di partecipare al Sanremo Giovani World Tour, un evento promosso dal Ministero degli Affari Esteri e Cooperazione Internazionale in collaborazione con la Rai e il Festival di Sanremo.

Dopo il grande successo della tappa di Tokyo, anche quest’anno l’Istituto ospiterà il concerto!

Solamente 4 tra gli 8 vincitori delle selezioni guadagneranno un posto nel tour. La classifica sarà decisa durante le serate del Festival, in onda dal 4 all’8 febbraio.
Chi arriverà a Tokyo? Tenete d’occhio la sezione nuove proposte!
Nel frattempo, ve li presentiamo tutti.

Eugenio in Via Di Gioia

Si sono formati a Torino nel 2012. Il nome del gruppo deriva dall’unione dei nomi dei componenti Eugenio Cesaro, Emanuele Via e Paolo Di Gioia. Lorenzo Federici, il quarto membro della band, invece ha dato il nome al loro primo album (2014). Il 24 febbraio 2017 esce Giovani illuminati, primo singolo estratto dal loro secondo album. Dopo un tour di un anno e mezzo gli Eugenio in Via Di Gioia il 28 settembre fanno uscire il singolo Altrove.
Il 4 febbraio 2019 annunciano l’uscita del loro terzo album di studio intitolato Natura Viva, lanciato poi il 1º marzo dello stesso anno. Nel 2019 prendono parte al Concerto del Primo Maggio di Roma e, da ottobre, partecipano alle selezioni di Sanremo Giovani.
Canzone partecipante a Sanremo: Tsunami

Fadi

All’anagrafe Thomas Olowarotimi Fadimiluyi, 31 anni, nato in Emilia e cresciuto a Riccione. È figlio di mamma italiana e papà nigeriano, originario dell’etnia Yoruba ed arrivato in Italia negli anni ’80. Tra le prime canzoni dell’artista c’è Cardine, pubblicata nell’estate del 2018. La segue il singolo Se ne va. Ha partecipato all’album Faber Nostrum, dedicato a Fabrizio de Andrè, intepretando la canzone Rimini. Nel giugno 2019 esce il suo terzo singolo, Canzone leggera.
Canzone partecipante a Sanremo: Due noi

Fasma

(C) MATTEO MORRA PHOTO

Fasma, nome d’arte di Tiberio Fazioli, è nato a Roma nel 1996. Fin da bambino si è avvicinato e passionato al mondo della musica, e a soli 13 anni inizia a comporre le sue prime canzoni. Nel 2018, Fasma rilascia il suo primo EP ufficiale, WFK.1, contenente le sue canzoni più famose, tra le quali Monnalisa, M. Manson e Lady D. La sua musica fa parte del genere emo trap.
Canzone partecipante a Sanremo: Per sentirmi vivo

Gabriella Martinelli e Lula

Gabriella Martinelli è originaria della Puglia e ha fatto l’artista di strada in giro per l’Europa per cercare di far ascoltare la propria voce. Ha esordito con l’album Ricordati di essere felice nel 2015, seguito tre anni dopo da La pancia è un cervello col buco, un progetto che mette al centro storie di donne.
Lucrezia Di Fiandra, in arte Lula, nasce a Roma il 21 aprile 1995. Studia batteria, pianoforte e canto. Inizia a comporre le prime canzoni all’età di 20 anni, che sono il risultato dei suoi ascolti variegati: dal pop al rock, passando per il rap e la musica d’autore.
Canzone partecipante a Sanremo: Il gigante d’acciaio

Leo Gassmann

Nato nel 1998 a Roma, Leo Gassmann è figlio di attori italiani. Fin da piccolo ha dimostrato interesse per la musica, dedicandosi al canto e alla chitarra. Dopo essersi diplomato al conservatorio di Santa Cecilia, nel 2018 presenta sul palco di XFactor l’inedito Piume e passa alla seconda fase del concorso, arrivando fino alla semifinale sotto la guida della produttrice discografica Mara Maionchi. Nel 2019 lancia il singolo Cosa Sarà di Noi?. Passa le selezioni di Sanremo Giovani con il brano Vai bene così.
Canzone partecipante a Sanremo: Vai bene così

Marco Sentieri

Di origine partenopea, Marco Sentieri, anno 1985, a 16 anni si trasferisce a Roma per coronare il suo sogno di diventare musicista. Fonda così un quartetto chiamato “Quarto Senso”. I primi successi da solista arrivano grazie alla partecipazione a Festival internazionali in Romania, paese in cui gareggia anche come concorrente a XFactor. Tornato in Italia, si tuffa in nuovi progetti e inizia a collaborare con il suo amico e collega Paolo Pollastro e i “Pilla”, Nicola e Alessandro, che insieme a Paolo formeranno la sua band i “Due Quarti”. Nel 2017 i quattro pubblicano il video del brano La nuova generazione. Avvolgimi, brano del 2019, è uno dei suoi ultimi successi. Ha avuto anche l’onore di aprire i concerti di Rocco Hunt, Clementino, Moreno, Gemelli DiVersi e altri artisti.
Canzone partecipante a Sanremo: Billy Blu

Matteo Faustini

Matteo è un giovane cantautore bresciano del 1994, laureato in Scienze Linguistiche e Letteratura Straniera e maestro di scuola elementare. Scrittura e attitudine al piano lo accompagnano da sempre: a 13 anni è nel Coro delle voci bianche del Teatro alla Scala di Milano, a 16 anni partecipa a spettacoli teatrali e musicali itineranti nella provincia di Brescia e dintorni e a 18 anni è primo al Festival di Arese. La sua carriera è arricchita dalla partecipazione a “Smooth Criminals”, tribute band di Michael Jackson in tour in Europa. Finalista in Area Sanremo, tra il 2017 e il 2019 scrive oltre 50 pezzi tra cui La Bocca del Cuore.
Canzone partecipante a Sanremo: Nel bene e nel male

Tecla Insolia

Nata nel 2004, Tecla è una ragazza amante di recitazione e canto. Gianna Martorella la introduce nel mondo dello spettacolo grazie all’associazione “Le Muse”. Nel 2016 guadagna il terzo posto nel programma Pequenos Gigantes ed è parte del cast della fiction Rai “L’Allieva 2”. È vincitrice di SanremoYoung 2019, gara canora dedicata a giovanissimi talenti.
Canzone partecipante a Sanremo: 8 marzo

Per chi desidera seguire Sanremo 2020 dal Giappone: è necessario registrarsi sul sito della RAI https://www.raiplay.it/
La registrazione è gratuita, il sito richiede un indirizzo email con cui confermare l’iscrizione.
Le puntate di Sanremo potranno essere seguite in diretta, ma rimarranno sul sito della Rai anche al termine della trasmissione.
Sanremo 2020 sarà in onda da martedì 4 a sabato 8 febbraio.

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サンレモ音楽祭とSanremo Giovani(サンレモ・ジョーヴァニ)2020

リグーリア州の港町サンレモで毎年開催される、イタリアのポピュラー音楽の祭典、サンレモ音楽祭(正式名称:Festival della canzone italiana)。日本の紅白歌合戦にあたるようなこの国民的音楽祭は、1951年、サンレモ音楽祭の会場となる「カジノ サンレモ」のイベント・広報担当であったアンジェロ・ニコラ・アマートが発起人となり誕生し、今年で70回目を迎えます。

ドメニコ・モドゥーニョ、ミーナ、ルーチョ・バッティスティ、アドリアーノ・チェレンターノ、イーヴァ・ザニッキ、アル・バーノ、マッシモ・ラニエリ、ヴァスコ・ロッシ、エロス・ラマゾッティ……。多くのアーティストがこのサンレモの地でデビューし、イタリア音楽界においてその名を馳せるようになりました。

1993年からは、サンレモ音楽祭の新人部門への出場をかけて新人アーティストが競い合うコンテストSanremo Giovani(サンレモ・ジョーヴァニ)が開催されるようになり、毎年700名を超える参加者がサンレモの大舞台を目指します。

昨年からさらに、このSanremo Giovaniの上位入賞者が参加するSanremo Giovani World Tour(主催:イタリア外務・国際協力省 / 協力:イタリア放送協会RAI、サンレモ音楽祭)が開催されるようになりました。昨年の東京公演での成功も記憶に新しいなか、今年もまた、ここイタリア文化会館での公演が決定しました!

Sanremo Giovaniに参加する8組のアーティストのうち、ツアーに参加できるのは4組だけ。気になる順位はサンレモ音楽祭中に(2月4日~8日)決定します。東京に来るのはどのアーティストでしょうか。新人部門をどうぞお見逃しなく!

参加する8組のアーティストは追って紹介します。

エウジェニオ・イン・ヴィア・ディ・ジョイア
Eugenio in Via Di Gioia

2012年、トリノで結成。グループ名はメンバーであるエウジェニオ・チェーザロ(ヴォーカル、ギター)、エマヌエーレ・ヴィア(ピアノ、アコーディオン)、パオロ・ディ・ジョイア(ドラム、パーカッション)の名前から。4人目のメンバーであるロレンツォ・フェデリーチ(ベース)の名前は彼らのファースト・アルバム(2014)のタイトルにつけられている。2017年2月、彼らのセカンド・アルバムに収録されたGiovani illuminatiを初めてのシングル作品として発表。その後、一年半に渡るツアーを行った後、2018年9月にシングルAltroveをリリース。 2019年2月には3枚目のスタジオ・アルバムNatura Vivaを発表し、同年ローマにて行われたConcerto del Primo maggioに出演した。
Sanremo Giovani 参加楽曲:Tsunami.

ファーディ
Fadi

本名Thomas Olowarotimi Fadimiluyi(トーマス・オロワロティミ・ファディミルイ)。31歳。エミリア出身、リッチョーネで育つ。イタリア人の母とヨルバ人の血を引くナイジェリア人の父を持つ。初期の楽曲には2018年夏に発表されたCardineなど。続いてシングルSe ne vaをリリース。ファブリツィオ・デ・アンドレのトリビュート・アルバムFaber Nostrumに、Riminiを歌い参加する。2019年6月には3枚目のシングルCanzone leggeraを発表。
Sanremo Giovani 参加楽曲: Due noi.

ファズマ
Fasma

(C) MATTEO MORRA PHOTO

本名Tiberio Fazioli(ティベリオ・ファツィオーリ)。1996年ローマ生まれ。幼少期から音楽に熱中し、13歳の若さで作曲を始める。2018年に、自身のこれまでの人気楽曲MonnalisaM. MansonLady Dなどを収録した初のEP WFK.1を発表。彼の音楽スタイルはエモトラップとされている。
Sanremo Giovani 参加楽曲: Per sentirmi vivo.

ガブリエッラ・マルティネッリ・エ・ルーラ
Gabriella Martinelli e Lula

ガブリエッラ・マルティネッリはプーリア州に生まれ、自身の声を人々に届けようと、ストリート・ミュージシャンとしてヨーロッパ中を回る。2015年に、アルバムRicordati di essere feliceでデビュー。2018年、さまざまな女性の生き方にフォーカスしたLa pancia è un cervello col bucoを発表。
ともに活動しているルーラは、1995年ローマ生まれ。本名ルクレツィア・ディ・フィアンドラ。ドラム、ピアノ、ヴォーカルを学び、20歳から作曲活動を始める。彼女の楽曲は、ポップやロック、ラップなど、これまで聴いてきた多種多様な音楽からの影響が表れている。
Sanremo Giovani 参加楽曲: Il gigante d’acciaio.

レオ・ガスマン
Leo Gassmann

1998年ローマ生まれ。両親ともに俳優で、父はアレッサンドロ・ガスマン。幼少期から音楽への興味を示し、歌とギターを始める。サンタ・チェチーリア音楽院を卒業後、2018年、オーディション番組「Xファクター」に出場し、未発表曲Piumeを披露。敏腕音楽プロデューサーであるマーラ・マヨンキに見出され、準決勝まで進む。2019年にはシングルCosa Sarà di Noi?を発表。楽曲Vai bene cosìでSanremo Giovani最終選考に残る。
Sanremo Giovani 参加楽曲: Vai bene così.

マルコ・センティエーリ
Marco Sentieri

1985年ナポリ生まれ。ミュージシャンになる夢を叶えるため、16歳でローマに移り、最初のバンド「Quarto Senso」を結成。ソロ活動では、ルーマニアで「Xファクター」に出場し、さらに同地で行われた国際フェスティバルへの参加によってその知名度を上げる。イタリア帰国後は、新しいプロジェクトに着手。友人のパオロ・ポッラストロ、「Pilla」のニコラ・ピッラ、アレッサンドロ・ピッラとともに「Marco Sentieri & i Due Quarti」として活動するようになる。2017年、新曲La nuova generazioneのMVを公開。2019年に発表したAvvolgimiは、近年の彼らの楽曲のなかでも特に高い評価を得る。イタリアで活躍するラッパーのロッコ・ハント、クレメンティーノ、モレーノ、ジェメッリ・ディヴェルシらともコンサートを行っている。
Sanremo Giovani 参加楽曲: Billy Blu.

マッテオ・ファウスティーニ
Matteo Faustini

1994年ブレッシャ生まれ。大学では外国語・外国文学を専攻し、現在小学校教員。作詞とピアノの才能に恵まれ、13歳でコーラスのボーイ・ソプラノとしてスカラ座で歌い、16歳でブレッシャ周辺にて行われた多くの演劇に参加。18歳でアレーゼ音楽祭で優勝。マイケル・ジャクソンのトリビュート・バンド「Smooth Criminals」のヨーロッパ・ツアーへの参加により、さらにキャリアを積む。Area Sanremoファイナリスト、2017年から2019年の間にLa Bocca del Cuoreをはじめ、50以上の楽曲を手がける。
Sanremo Giovani 参加楽曲: Nel bene e nel male.

テクラ・インソリア
Tecla Insolia

2004年生まれ。演技と歌に魅了され、女優ジャンナ・マルトレッラの指導とレ・ムーゼ協会の協力を得て、演劇の世界に飛び込む。2016年、タレント・ショーPequenos Gigantesで3位を獲得。ライ・フィクションの番組「L’Allieva 2」のキャストも務める。14歳から17歳までの若者が参加したボーカル・コンテストSanremoYoung 2019優勝者。
Sanremo Giovani 参加楽曲: 8 Marzo.

サンレモ音楽祭2020を日本から視聴する場合、イタリア放送協会(RAI)の公式サイトに登録する必要があります。(https://www.raiplay.it/
登録にはメールアドレスが必要となります(登録無料)。
サンレモ音楽祭の番組は、同サイトにて生放送またはオンデマンド動画でお楽しみいただけます。
なお生放送は、サンレモ音楽祭期間中、2月4日(火)から8日(土)までです。


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ちょっぴりイタリア・オペラ〜有名なアリアの内容を知ろう ヴェルディ作曲《ドン・カルロ》

第4幕*でフィリッポ2世が歌うアリア「彼女は私を愛したことがない」
Verdi DON CARLO atto quarto* “Ella giammai m’amò”
*5幕版の場合。4幕版では第3幕となる。

1867年パリ初演時のポスター

スペインのフェリペ2世の息子、ドン・カルロスをタイトルロールに据えたヴェルディのオペラのことを日本では一般的に、最初にヴェルディが作曲したフランス語版を《ドン・カルロス》、イタリア語に翻訳されたものを《ドン・カルロ》とすることが多いが、実際のところ、その呼び方は混在している。今回はイタリア語版を取り上げるので本文中の役名はイタリア語版に沿うことにする。

このオペラには5幕版と4幕版がある。ざっくり言ってしまえば、王子カルロが、まだ見ぬ婚約者エリザベッタの顔を見に行き、森で出会う場面から始まるのが5幕版。それはバッサリとカットして、すでに彼女がカルロの父、フィリッポ2世と政略結婚させられて、すでに数年経たところからスタートするのが4幕版となる。

フェリペ2世

絶大な権力を誇っていたそのフィリッポ2世が、夜明け間近の書斎で、眠れないままに、若き妻エリザベッタが「彼女は私のことを愛したことがない」と嘆き、権力者の孤独と悲哀をしみじみと語るのがこのアリア。5幕版での第4幕(4幕版では第3幕)冒頭に置かれるフィリッポのドラマティックなこのアリアは、ヴェルディのオペラにおけるバスを代表するアリアのひとつで、「自分に安らかな眠りが訪れるのは、死を迎えた時だけだろう」と語る。

エリザベート・ド・ヴァロワ

ところで、このフィリッポ2世という役を演じるには大人の色気を要する。この後の場面で登場する老齢の宗教裁判長に、カトリックの長である王として、新教への(つまりは父に反目する息子カルロにも)もっと厳正な処分を求められるなど、多くの問題を抱えている。(史実では彼は息子の婚約者であったフランス王アンリ2世の娘エリザベートを政略結婚で自分の妻にしたのは32歳。相手は10代半ばである。年齢の離れた妻が、自分に心を開かないのは致し方ない。)絶対君主として16世紀のスペインに君臨した王の孤独を、フィリッポ役のバス歌手は、このアリア一曲で表現せねばならない。なぜならここ以外の場面では、フィリッポはあくまで王としての「表の顔」で存在し、ここだけがひとりの男として弱みを見せる場面となる。史実を鑑みれば、ドン・カルロスが亡くなった時、フェリペ2世は41歳。72歳まで生きたこの王にとっては壮年期ではあるものの、国王としての日々の苦悩が、歌詞にあるような白髪の混ざった老成感を醸し出していたと考えるのが妥当だろう。

ドン・カルロ

なお史実のエリザベートは、フェリペ2世との間に2女をもうけたが、ドン・カルロスが亡くなった数ヶ月後に、彼女も病気でこの世を去っている。

また、歌詞に出てくるエスコリアル(現エル・エスコリアル修道院)は、フィリッポ2世自身が建設させたもので、実際、その中にある王家の墓所に、彼自身が眠っている。

ドイツではこの役は、バス・バリトン(バッソ・バリートノ:basso = baritono)が手掛けるとも聞くが、イタリアでは普通にバス(バッソ:basso)が歌う。それはイタリア人のバスの声というのが、柔らかく明るめのバッソ・カンタンテ:basso cantante がほとんどで、ドイツ人のように大柄な体格で、筋力も強く、もっと音域が低くて深く強いバスの声(いわゆるバッソ・プロフォンド:basso profondo)があまり存在しないことにも起因する。少なくとも18世紀までのイタリア・オペラにおけるバスの役は、こうしたカンタービレを歌える、柔らかな声のために書かれたものがほとんどである。

Ella giammai m’amò!…
Quel core chiuso è a me,
amor per me non ha!…

彼女は決して私を愛したことはない!
彼女は心を私に閉ざして
私への愛など持ってはいないのだ!

Io la rivedo ancor contemplar trista in volto
il mio crin bianco il dì che qui di Francia venne.
No, amor non ha per me!…

私には今もあの時の、彼女がフランスから来た日の私の
白髪に目にした時の彼女の悲しげな顔が
目に浮かぶのだ!
そうだ、彼女は私に愛を抱いたことなどないのだ!

Ove son?… Quei doppier!…
Presso a finir!…
L’aurora imbianca il mio veron!

私はどこにいるのだ? 
ロウソクの炎が燃え尽きようとしている!
部屋のヴェランダが暁に白み始めている!

Già spunta il dì. Passar veggo i miei giorni lenti!
Il sonno, oh Dio! sparì dagli occhi miei languenti!

再び一日が始まる。私の遅々として進まない日々が過ぎていく!
眠りも、ああ神よ、私の疲れ切った目から消え去ってしまった!

Dormirò sol nel manto mio regal
quando la mia giornata è giunta a sera,

私は王のマントに包まれて、ひとり眠るだろう
私の人生という一日が、黄昏を迎えたときに

dormirò sol sotto la vôlta nera
là, nell’avello dell’Escurïal.

私は眠るだろう、あのエスコリアルの
丸天井の下の暗い霊廟の中で

Ah! se il serto real a me desse il poter
di leggere nei cor, che Dio può sol veder!…

ああ、もしも王冠が私に、神だけが持つ
人の心を読む力を与えてくれたなら!

Se dorme il prence, veglia il traditor.
Il serto perde il Re, il consorte l’onor.

王子が眠っていても、裏切り者は目覚めている
冠は王を、夫を、名誉を失うのだ

Dormirò sol nel manto mio regal・・・

私は王のマントに包まれて、ひとり眠るだろう・・・

                (文・抄訳:河野典子)

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Filed under: オペラの世界 — イタリア文化会館東京 11:29

ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展

Buongiorno a tutti!

本日は、東京造形大学主催「ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展」についてのお知らせです。

以下、公式サイトより引用

**************

ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチは、今からちょうど500年前の1519年に亡くなりました。彼は<最後の晩餐>や<モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)>という、世界で最も知られた絵画を描いた画家ですが、67年の生涯で残した作品は驚くほど少なく、現存絵画は16点ほどしかありません。

しかもその多くは未完成や欠損しており、完全な姿で残っている完成品は4点しかありません。

そこで東京造形大学では、今年一年ですべての絵画をヴァーチャル復元する作業に挑戦しています。未着色のものに彩色を施したり、消失部分を科学的根拠に基づいて復元するなどして、完全な状態で全16作品を展示できれば、世界初の試みとなります。

また完成に至らなかったブロンズ製騎馬像や、構想していた巨大建築物、当時の技術では実現不可能だった工学系発明品なども、縮小模型や3DCGなどによって実現します。同展ではまた、彼の絵画空間のなかに入り込んだり、彼が考案した機械を動かすVRなども体験できます。それらの多くが、やはり世界で初となります。

「夢の実現」展が目指しているのは、その名の通り、まさに「レオナルドがかつて抱いた夢の一部を、500年後の今、実現させる」ことなのです。

**************

また本展の関連イベントとして、多くの講演会が催されます。詳細は展覧会公式サイト(http://leonardo500.jp/)にて。

第4回フォスコ・マライーニ賞の授賞作である『レオナルド・ダ・ヴィンチ―生涯と芸術のすべて』(筑摩書房、 2019年5月)の著者である池上英洋氏が監修を務める「夢の実現」展、この機会にぜひご覧ください。

<インフォメーション>

展覧会名:ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展
会  期:2020年1月5日(日)~2020年1月26日(日)
会  場:代官山ヒルサイドフォーラム 東京都渋谷区猿楽町18-8 代官山ヒルサイドテラスF棟
開館時間:11:00~20:30(入館は20:00まで)
※1月5日(日)は12:00開館、1月8日(水)は15:00閉館となります。
観 覧 料:無料
主  催:学校法人桑沢学園 東京造形大学
後  援:イタリア大使館、イタリア政府観光局、イタリア文化会館、公益財団法人 日伊協会
問合わせ:東京造形大学 042-637-8111
展覧会サイト:leonardo500.jp/

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ちょっぴりイタリアオペラ〜有名なアリアの内容を知ろう ヴェルディ作曲《運命の力》

第4幕でレオノーラが歌うアリア「神よ、平和を与えたまえ」
Verdi LA FORZA DEL DESTINO atto quarto “Pace, pace, mio Dio” (Leonora)

アレクサンドル・シャルル・ルコック による
《運命の力》のポスター

ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi, 1813-1891)作曲のオペラ《運命の力 LA FORZA DEL DESTINO》は、18世紀中頃のスペインが舞台。このアリアはセビリャのカラトラーヴァ侯爵(Bs)の娘レオノーラ(S)によって歌われる。

彼女は父親に結婚を反対されて、恋人でインカ帝国の血を引くアルヴァーロ(T)と駆け落ちしようとする。ところがそれが父に見つかり、アルヴァーロが差し出したピストルが暴発して不本意にも父を殺してしまう。そこからふたりの〈運命〉が狂いだす。父の復讐に燃えるレオノーラの兄カルロ(Br)が、逃げるふたりを執拗に追い続ける。

このアリア「神よ、平和を与えたまえ」が歌われるのは、オペラの終幕。男装して修道院の岩山の洞窟で修行僧として過ごし死を願うレオノーラが、逃げ惑う中ではぐれてしまったアルヴァーロを思いながら、自らの運命を嘆く。

このあと偶然彼女が籠る洞窟がある修道院で修道士になっていたアルヴァーロ(これも〈運命〉)と、彼を執念で見つけ出したカルロが決闘になり、カルロが瀕死の重傷を負う。助けを求める声に洞窟から出たレオノーラが、彼らと再会する。カルロが死の間際に妹を刺殺して父の復讐を果たし、アルヴァーロがこの過酷な〈運命〉を呪う。それをグアルディアーノ神父(Bs)が諫めるところで、この物語は終わる。筋書きに相当な強引さはあるものの、これが〈運命〉というものの力だ、というわけである。ちなみに初演版では、アルヴァーロも断崖から身を投げて死ぬことになっていた。(修道士が自殺するというのは赦されない行為であり、それが 検閲にかかって 結末が書き換えられた。)

ホセ・マルドーネス(グアルディアーノ神父)、 エンリコ・カルーソー(アルヴァーロ) 、 ローザ・ポンセル (レオノーラ)

「序曲」は、オーケストラのコンサートで単独で採り上げられることも多い。そこには、アルヴァーロのアリア「天使の胸に抱かれている君よ」、レオノーラの第2幕のアリア「慈悲深いマリア様!」、レオノーラとグアルディアーノ神父との壮大な二重唱など、このオペラの聴きどころであるメロディが網羅されている。

これだけ聴きごたえのある曲が数多くあるオペラなのに上演される機会が少ないのは、この物語の救いようのない暗さに加え、なにより主要なキャストに重さと強さを持つ立派な声の歌手をずらりと揃えなければならないことが理由にある。レオノーラにもこのアリアの他に大きなアリアがふたつあり、それらのアリアの方がこのアリアよりもずっと歌うのも表現するのも難しいが、有名なのは、最も短いこの最後のアリアである。実は、オクターヴの跳躍が繰り返されるこの最後のアリアだけを歌うことはさほど難しくなく、いろいろな声のソプラノがコンサートで歌う。だが、この役を本当に歌い通せるような声のソプラノは、世界中を見回しても極めて少ない。役に適さない軽い声のソプラノがこの役を歌い通そうとすれば、声を壊すこと間違いなし。ヴェルディの作品は「役が声を選ぶ」と言われるが、それは聴く側だけではなく、歌う側にとっても真実なのである。

ジュゼッペ・ヴェルディ

Pace, pace, pace, mio Dio, pace, mio Dio!

平穏を、神様!平穏をお与えください!

Cruda sventura m’astringe, ahimè, a languir;
come il dì primo da tant’anni dura
profondo il mio soffrir.

過酷な不幸が私を締め付け、ああ、私を弱らせる
長年続く深い苦しみが、あの日と同じように私を苦しめる

Pace, pace mio Dio!

平穏をお与えください、神様!

L’amai, gli è ver!
Ma di beltà e valore cotanto Iddio l’orno,
che l’amo ancor, né togliermi dal core l’immagin sua saprò.

彼を愛したこと、それは本当です!
でも彼の美しさや多いなる勇敢さは、神が彼に与えたもの
私は今も彼を愛しています、彼の面影を心から消すことなどできません

Fatalità! fatalità!

避けることのできない宿命なのです!宿命!

Un delitto dìsgiunti n’ha quaggiù!
Alvaro, io t’amo,
e su nel cielo è scritto!
non ti vedrò mai più!

ひとつの過ちが、この世で私たちを引き裂いたのです!
アルヴァーロ、あなたを愛しています。
そして天には、こう書かれているのです!
二度とあなたに会うことは叶わない、と!

Oh, Dio, Dio, fa ch’io muoia;
chè la calma può darmi morte sol.
Invan la pace qui sperò quest’alma
In preda a tanto, a tanto duol,
in mezzo a tanto, a tanto duol.
Invan la pace quest’alma, invan sperò!

ああ、神よ、神よ、どうか死なせてください
死だけが、私に安らぎを与えるのです
この魂に平穏を願うのは無駄なことなのです
大きな苦しみに苛まれた
苦しみの中に埋もれたこの魂に
平穏を願うのは、望むだけ無為なことなのです!
(洞穴の入り口に置かれたパンを見つけて)

Misero pane a prolungarmi vieni la sconsolata vita.

哀れなパンはこの何の慰めもない私の命をながらえるためにあるのね

Ma chi giunge?
Chi profanare ardisce il sacro loco?
Maledizione!

誰かがやってくる?
この神聖なる場所を冒涜しようとする恥知らずがいるのか?
呪われよ!

               (文・抄訳:河野典子)

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Filed under: オペラの世界 — イタリア文化会館東京 14:04

ちょっぴりイタリア・オペラ〜有名なアリアの内容を知ろう プッチーニ作曲 オペラ《トゥーランドット》

トゥーランドットのポスター(1926年)

第3幕でカラフが歌う「誰も寝てはならぬ」
Puccini TURANDOT atto terzo “Nessun dorma” (Calaf)

フィギュアスケートの荒川静香さんが競技で使用したり、トリノ・オリンピックの開会式で、故ルチアーノ・パヴァロッティも歌ったこのアリアは、その後もテレビCMなどでも度々使用されて、オペラファンならずとも、よく知られたメロディとなりました。

ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini:1858-1924)の最後のオペラとなったこの作品は、架空の時代の北京を舞台にしています。絶世の美人で、氷のような残酷な姫とも称されるトゥーランドット姫は、彼女に求婚する外国の王子たちに「3つの謎」を出します。その「3つの謎」が解ければ、求婚者は彼女を娶ることができるますが、解けなければ求婚者は首を撥ねられることを条件にしており、すでに何人もの王子がその命を落としています。

ジャコモ・プッチーニ

国を追われたダッタン前王ティムールの息子カラフも、トゥーランドット姫の美しさに魅せられて名乗りをあげ、このオペラの第2幕で見事に「3つの謎」を解きます。その思わぬ結果を嘆く姫に対してカラフは「あなたが明日の夜明けまでに私の名を知ることができたら、私は喜んで死のう」と言います。その言葉にトゥーランドット姫は、「あの見知らぬ王子の名前が分かるまで、今夜北京の民は誰も寝てはならぬ」と命令します。

第3幕の冒頭、舞台は宮殿の庭。遠くで役人たちが「誰も寝てはならぬ!Nessun dorma!」と声を上げているのがカラフの耳に届きます。そのフレーズを受けて歌われるのがこのアリアで、彼は自分の勝利を確信しています。

ところでプッチーニは、この第3幕途中、カラフの名前を知るティムールに付き添ってきた奴隷リュウが、拷問によって自分がカラフの名前を口にすることを恐れて自害するところまでを作曲して、癌の手術後の心臓発作で亡くなっています。

一般的にはフランコ・アルファーノ(Franco Alfano, 1875-1954)のもの(公演では、主にその短縮版)が演奏されますが、その他にもルチアーノ・ベリオ(Luciano Berio, 1925-2003)ほか複数の作曲家が、プッチーニが作曲し残した部分を作曲して、オペラを完結させています。

この作品の初演初日(1926年4月25日:ミラノ・スカラ座)、プッチーニの友人でもあった指揮者アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini, 1867-1957)は、リュウの死まで演奏して「ここでプッチーニは亡くなりました」と言って指揮棒を置きました。

アルトゥーロ・トスカニーニ

Nessun dorma! Nessun dorma!
Tu pure, o Principessa, nella tua fredda stanza
guardi le stelle che tremano d’amore e di speranza!

誰も寝てはならぬ! 誰も寝てはならぬ!
皇女様あなたとて、あなたの冷え切った部屋の中で
愛と希望に瞬く星を見上げているのであろう

Ma il mio mistero è chiuso in me,
il nome mio nessun saprà!
No, sulla tua bocca lo dirò,
quando la luce splenderà!

しかし、私の秘密は私の中だけにあり、
私の名は誰にも知り得まい!
いや、あなたの唇にそれを私が告げよう
夜明けの光が輝くときに!

Ed il mio bacio scioglierà
il silenzio che ti fa mia!

私の口づけが沈黙を解き放つだろう、
あなたを私のものにする沈黙を!

Dilegua, o notte!
Tramontate, stelle!
All’alba vincerò!
Vincerò!

消えるのだ、おお夜よ! 
地平に沈むのだ、星たちよ!
暁に、私は勝利するだろう!
勝利するだろう!

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