4コマ漫画『戦国イタリア~ノ』第2話

Buongiorno!

今日は月刊連載中の4コマ漫画『戦国イタリア~ノ』第2話、公開です!

お楽しみください。

※フォーク…ちょうどこの頃(16世紀)のイタリア人が世に広めたと云われている。最初は二股のフォークだったそうだ。そしてなんと、より使いやすい三股のフォークを開発したのはこの頃の日本人という驚きの説がある。その後、南蛮人は三股フォークを日本から逆輸入して、今の四股フォークへと進化させたらしいのだが、真相は如何に。

 

いかがでしたでしょうか?

なお、この漫画は、太田ぐいやさん(原作担当)と幸田廣信さん(作画担当)が、漫画雑誌「月刊アクション」(双葉社)にて連載中の「蒼眼赤髪~ローマから来た戦国武将~」のスピンオフ4コマ漫画です。

本編の主人公も、4コマと同じジョバンニ・ロルテス。山科羅久呂左衛門勝成という和名を持つ、イタリア人武将です。戦国時代の日本に実在したとさ れ、宣教師と共に訪日し、後にキリシタン大名・蒲生氏郷に仕えたと伝えられています。そんな彼の活躍を本編でも是非ご覧ください!

原作者である太田ぐいやさんからのメッセージ:「今月発売号には第5話が掲載中です。テルマエロマエⅡでイタリア熱が高まった流れで(笑)、ぜひ、ご覧くださいませ! そして、単行本第1巻が7月10日発売に決定しました! こちらもよろしくお願いします!」

漫画家である幸田廣信さんからのメッセージ:「私は関西在住でして、FM802を聴きながら描いてます。野村雅夫の『Ciao! MISICA』がお気に入り!」

https://www.facebook.com/hironobu.koda

 

では、次回のストーリーを楽しみしてください。

 

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神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃 4月19日ロードショー!

Buongiorno!

今日は、イタリア・ポーランド合作の最新映画のご紹介です。

総製作費約16億円をかけて描き出した、破格のスペクタル歴史大作!!

神聖ローマ、運命の日

キリスト教勢力とイスラム教勢力が、激しい攻防戦を繰り広げる17世紀後半のヨーロッパ。

オスマン帝国の大群30万が、満を持してヨーロッパへの侵攻を開始し、ハプスブルク家の都ウィーンを包囲する。

神聖同盟として一致団結したウィーンのキリスト教の兵力はわずか1万5000。

イスラム教勢力の脅威が頂点に達した1683年9月11日、

勝敗が違っていれば現代社会のあり方さえ変わっていたであろうという、歴史の大きな転換点となった大決戦を描く。

国際色豊かな俳優陣の競演にも注目!

「アマデウス」のサリエリ役でアカデミー賞主演男優賞に輝いた名優F・マーレイ・エイブラハム、

「アンナと過ごした4日間」など、監督・脚本家としても活躍するイエジー・スコリモフスキ、

イタリアの国際的演技派俳優エンリコ・ロー・べルソといった豪華実力派俳優が出演する。

 

有楽町スバル座にて4月19日(土)からロードショー!

 

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イタリア映画祭2014 まもなく開催!

Buongiorno a tutti!

日本未公開の最新イタリア映画をいち早く見ることのできるイタリア映画祭が今年もまもなく始まります。

ゴールデンウィークの恒例となったこの映画祭を楽しみにされている方もたくさんいらっしゃるでしょう。

今年もイタリアからたくさんの映画がとどいています。

中でも注目したいのは、アカデミー外国語賞を受賞したパオロ・ソレンティーノ監督の『グレート・ビューティー/追憶のローマ』、前作『きっとここがかえる場所』で世界的にその独特な映像美を絶賛されたソレンティーノ監督の最新作です。そして、ジャンフランコ・ロージ監督の『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』。ヴェネチア国際映画祭にて、ベルナルド・ベルトルッチや坂本龍一など審査員から満場一意の絶賛を浴び金獅子賞を受賞したドキュメンタリー作品です。

このローマを舞台にした2作品以外にも多彩な作品がイタリアから届いています。

ゴールデンウィークは、是非有楽町の朝日ホールに足を運んで現代イタリアを満喫してみては、いかがでしょう!

 

日程: 2014年4月26日 – 2014年5月5日
場所: 有楽町朝日ホール (マリオン11F)

チケット 1,450円 (当日1,700円)

 

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オペラの世界: アッバードとの稽古は「芸術を創り上げる喜びの時」でした

Buonasera a tutti!

 

今日は新しいコーナーを紹介したいと思います。

イタリアと言えばオペラが思い浮かぶ方は大勢いらっしゃると思います。イタリア好きの方に限らず世界中に愛好家がいるオペラについてこれから少しずつ理解を深めていきたいと思います。

この企画に協力していただけるのは「音楽の友」などの各誌に執筆する音楽ライターの河野典子さんです。有名な歌手などとのインタビューを通して見えてくるオペラの世界を一緒に覗いてみたいと思います。

このコーナーの第一号として、「リゴレット」などで有名なバリトンのLeo Nucciを紹介します。

 

 

Leo Nucciレオ・ヌッチ(バリトン)


1942年生まれ。現代を代表するヴェルディ・バリトン。

特に《リゴレット》のタイトルロールは彼の当たり役と言われ、2014 年4月4日のウィーン国立歌劇場での公演で同役出演500回を祝う。2013年のミラノ・スカラ座歌劇場来日公演においてもそのリゴレット役で圧倒的な存在感を示し、聴衆の喝采を浴びた。

 

 

 

アッバードとの稽古は「芸術を創り上げる喜びの時」でした

 

――あなたの日本デビューは、アッバード指揮によるスカラ座の《セビリャの理髪師》でした。

レオ・ヌッチ(以下N)マエストロ・アッバードが、スカラ座で最後に振ったオペラ公演となった84年の《セビリャの理髪師》でも僕は同じくフィガロを務めました。彼は生まれながらの並外れた才能の持ち主である上に典型的なイタリアン・スピリッツの持ち主で、ロッシーニの数々の作品にしみこんでいるイタリア人の陽気さを伝えることができました。僕がスカラの合唱団員だった頃のポネル演出の《チェネレントラ》も素晴らしい公演でした。録音で参加した《ランスへの旅》も作品の美しさが再発見されたのみならず、やっていてとても愉しかったし、音楽的にも、声楽芸術としても高いレヴェルのものでした。彼はロッシーニ指揮者としても超一流でした。

81年の来日公演のとき、こんなエピソードがありました。《セビリャ》の楽日、歌手たちとオケがアッバードにいたずらを仕掛けて、歌のレッスンの場面で、マエストロに内緒で伯爵役のアライサとバルトロ役のダーラが2人で《トロヴァトーレ》のマンリーコのアリア“見よ、あの恐ろしい炎を”を歌う準備をしていました。ところがアッバードの方がうわてで……実は僕が一枚噛んでいたんですが……、その瞬間、マエストロは何の迷いもなくあの有名なアリアを振り始めた。それにはメンバー全員がびっくりして、そのあと爆笑の渦でした。

 

――あなたはスカラ座で70年代の終わりからアッバードの指揮で《ドン・カルロ》のロドリーゴ、そして《シモン・ボッカネグラ》のパオロを歌い、83年には《ドン・カルロ》(フランス語版)の録音にも参加されました。そして90年にはウィーン国立歌劇場でも彼の指揮でシモンを歌っていらっしゃいます。その10年ほどの間で、アッバードのヴェルディはどのように変化していきましたか。

彼はとてもロマンティックなスタイルの持ち主でした。それはシンフォニーのレパートリーでも同じだったと思います。偉大な芸術家の提示する音楽は、常に変化する、というより、変わらねばならない、と僕は思っています。その点においてもアッバードは本物の芸術家でした。そして彼は他者に対して常に寛大であり、社会的な問題の解決にも尽力した人でした。それこそがヴェルディを演奏する者には欠かさざるべき資質なのです! なぜならヴェルディが飾りもののきれいな音楽を書いた人ではなく、人の心の琴線に触れる人間の本質をえぐる音楽を書いた人だったから。そしてアッバードには、そのヴェルディの音楽を再現できる力がありました。彼とは《ドン・カルロ》の他に《アイーダ》も録音しました。あの頃はまだ……残念ながら、生きた感情の流れを伝えるクラシック音楽に適しているとは言いがたい……スタジオでの録音でした。しかしアッバードはそのカリスマ性と、あの微笑みで、皆を音楽の素晴らしい世界に導いていったのです。

 

――アッバードがオペラ公演を作り上げて行くとき、彼は歌手とどのように関わってきたのでしょうか。

アッバードとの稽古で「悪夢のような思い」をしたことは一度もなく、それはいつも「芸術を創り上げる喜びの時」でした。それは歌手だけでなくオーケストラのメンバーにとっても同じだっただろうと思いますよ。彼には“呼吸のセンス”というものがありました。それは歌の分野だけでなく、彼の音楽全体に言えることでしょう。彼が歌手たちに無理なことを押し付けたことはありませんでした。それは彼の考え方が柔軟であったと同時に、問題を解決するために実にいろいろな方法を知っていた、彼だからこそ可能だったことと言えましょう。

 

――イタリアの音楽界にとってクラウディオ・アッバードとはどんな存在でしたか。

イタリアの音楽界はこれまでの歴史で最も偉大な指揮者のひとりを、イタリアは卓越した文化人を失いました。そして僕もまた、ひとりの大切な友人を失いました。

 

 

インタヴュアー:河野典子

「音楽の友」2014年3月号より転載。なお、イタリア語によるインタヴュー原文は、レオ・ヌッチ氏のオフィシャル・サイトに掲載されています。

Leo Nucci Official Website

 

 

プロフィール

インタヴュアー:河野典子(Noriko Kohno)

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。1982〜89年在伊。帰国後音楽評論家としてイタリア・オペラを主とした公演批評、来日アーティストのインタヴューなどを「音楽の友」「GRAND OPERA」などの各誌に執筆するほか、来日アーティストのプログラム執筆やCDライナー・ノーツの翻訳、NHK BS〈クラシック倶楽部〉の歌詞字幕などを担当。

2010年、東京都主催〈Music Weeks in Tokyo2010オープニング・シンポジウム〉(東京文化会館・小ホール)の司会を務めたほか、13年からはWOWOWのニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の公演番組〈メトロポリタン・オペラ〉に解説者として出演、また番組監修も務めている。録音・コンサートのプロデューサーとして現役歌手のサポートにも積極的に取り組んでいる。共著に「オペラ・ハイライト25」(学研)。

 

 

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イタリア映画祭 - トークセッション

Buongiorno!

イタリア映画祭は今週に始まります!皆さん、観に行く映画を決めましたか。

映画鑑賞以外では、毎年恒例の監督や役者とのトークセッションを楽しめるのもこのイタリア映画祭の魅力ですね。

今回は「ジャンフランコ・ロージ監督X想田和弘監督」のトークセッションを紹介します。

ドキュメンタリー映画で国際的に活躍するジャンフランコ・ロージ監督と想田和弘監督が、ロージ監督のヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」やドキュメンタリー映画について話し合います。

日時:4月29日(火・祝) 15:30~16:30

※入場無料/自由席
※入場開始は15:20を予定しております。
※同日13:00からの「いつか行くべき時が来る」の上映をご覧になられるお客様は、そのまま席にお残りいただけます。
※満員の際はご入場をお断り致します。

また、29日(土)の上映スケジュールをチェックしてまだ観ていない映画を見に行きましょう!

 

皆さん、お待ちしております!

 

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「欧州留学フェア2014」が開催されます!

Buongiorno a tutti!

 

春の留学イベントと言えば「欧州留学フェア」。

今年で3回目を迎え、5月に東京と京都で開催されることになりました!

今回も欧州から多数の政府機関や高等教育機関が参加して欧州留学の魅了を紹介します。

イタリアも当館をはじめ、9校の大学が来日して、各校ブースでスタディプログラムの紹介や来場者からの質問にお答えします。

 

では、イタリアから参加する大学の特徴は?

★総合大学、大学院、専門大学(ビジネス・経済、食科学、工学など)などの教育機関

★伝統に支えられた高い教育レベル

★多様な分野で開講されている英語の学位取得コース

★高い専門性と実践的スキルを習得する産学連携の学位取得コース

★イタリアが最先端をいく産業分野に特化した学位取得コース

と、昨年に増して充実していますね!

 

「イタリアの大学ってどんなところ?」、「大学生活は?」の疑問から、「大学でイタリア語を学びたい!」、「将来の職業的な展望も考えて専門的な勉強がしたい!」、「イタリアに暮らして英語で学位を取りたい」など、さまざまな希望に応える留学の情報収集や相談ができます。

各大学の担当者から直接話を聞いて自分に合った留学を見つけてみませんか?(各ブースには日本人スタッフあるいは通訳が常駐し、日本語でのやりとりが可能です。)

また、イタリア文化会館のブースでは総合的なイタリア留学の相談が可能です。

フェアはどなたでも自由にご参加いただけます。この絶好のチャンスを是非ともご利用下さい!

皆様のご来場をお待ちしています。

 

【欧州留学フェア2014の開催概要】

1.主催:駐日欧州連合代表部

2.期日・会場: 東京 5月16日(金)12:00-19:00、5月17日(土)10:00-17:00

明治大学 駿河台キャンパス

京都 5月18日(日)12:00-18:00

同志社大学 今出川キャンパス

3.ホームページ:http://www.ehef-japan.org/

※開催内容や会場地図などはこちらをご覧下さい。

 

4.イタリアからの参加予定校

ヴェネツィア カ・フォスカリ大学

ボッコーニ大学

バジリカータ大学工学部

食科学大学

ジェノヴァ大学

ミラノ・ビコッカ大学

パドヴァ大学

ボローニャ大学アルマ大学院

ベルガモ大学

は京都会場にも参加する大学

 

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授業体験レポート! 「書くイタリア語」

水曜日、午前11:00~12:30 Tina Vicini先生の「書くイタリア語」の授業を体験してきました。

 

笑顔の素敵な先生。

 

この日、7名の女性の生徒さんたちが出席されていました。

読み、書き、聴く、力を伸ばす目的のクラスです。

先生が配られたプリントをしっかり読み込む生徒さんたち。

その後、2人ずつペアになって、内容を話しあいます。

皆さん一生懸命に、ご自分の言葉でペアの相手に伝えます。

先生はクラスの雰囲気をほぐすため、

「わからなかったわ、あなたは?」

「私もわからないわ」

というイタリア語での言い方を教えてくださいました(笑)。

そして、

「この文章は長く難しいですね。全部わからなくてもちろん大丈夫です。長い文章を読むとき大切なことは、それが小説なのか、エッセイなのか、新聞記事なのか、文章の性格をつかむことです」

とお話くださいました。

春休みの宿題は、日記をつけること。難しくても毎日少しずつ書くことでイタリア語力がUPします。

 

参加されている方に感想を聞いてみました。

「書くこともそうですが、聞くことが勉強になりました」

「Tina先生はとても教え方が上手です」

「実際に宿題で文章を書いて、先生が添削してくるので、練習になります」

「読むのも書くのも勉強になります」

 

春学期、書くイタリア語の講座に参加してみてはいかがでしょうか。

 

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CORSO PREPARATORIO PER CERTIFICAZIONE DITALS 1 LIVELLO

CORSO PREPARATORIO PER CERTIFICAZIONE DITALS 1 LIVELLO

 

L’Istituto Italiano di Cultura di Tokyo — in collaborazione con l’Università per Stranieri di Siena – ha organizzato un nuovo corso di formazione per docenti di italiano come L2.

Il Corso sarà tenuto dalla Prof.ssa Paola Peruzzi, docente formatore dell’Università per Stranieri di Siena e del Centro Ditals, e sarà incentrato sulle Prove A e B dell’esame di Certificazione Ditals 1 (per la Prova C, di teoria, ogni corsista potrà prepararsi in modo autonomo).

L’obiettivo del Corso è quello di preparare i docenti a superare queste due prove dell’esame e avrà quindi un carattere pratico-operativo con attività laboratoriali e seminariali. Avrà una durata complessiva di 15 ore e sarà tenuto presso l’Istituto Italiano di Cultura di Tokyo in tre incontri di 5 ore ciascuno, secondo le seguenti date:

1, 8, 15 giugno 2014, 14:30~20:00 (compresa una pausa di 30 minuti)

 

Questo corso rappresenta un’ottima occasione per potersi preparare a sostenere l’esame di Certificazione Ditals. Si ricorda che nell’esame Ditals 1 ogni candidato potrà scegliere tra diversi profili di apprendenti e che dal 2013 esiste anche il Profilo Apprendenti Giapponesi.

 

L’Istituto Italiano di Cultura vuol essere un punto di riferimento per quanto concerne le iniziative di aggiornamento (glottodidattica: italiano come L2) in Giappone. È per questa ragione che il corso sarà gratuito. Il corso tuttavia è a numero chiuso: i docenti esterni all’Istituto di Cultura sono quindi pregati di inviare la loro domanda di partecipazione corredata da un sintetico curriculum vitae. Obbligatoria la frequenza a tutti gli incontri, ai fini del rilascio dell’attestato.

 

Si prega di inviare il curriculum vitae al seguente indirizzo:

fabrizio.nanni@esteri.it

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授業体験レポート ダンテ・アリギェーリの『神曲』天国篇を読む

Buongiorno a tutti!

 

今回ご紹介するのはテーマ別コース、ダンテ・アリギェーリの『神曲』天国篇を読む(中上級)です。

担当するのは情熱的な授業を行うので有名なジュゼッペ・ロンゴ先生です。

このクラスは『神曲』という大作に挑んでいます。

地獄篇から始まり、煉獄をめぐり、ようやく天国にたどり着きました。

2014年春学期でダンテとめぐる『神曲』の長い旅もようやくゴールにたどりつきそうです。

ジュゼッペ先生によると、さらっと作品を読むだけではダンテが本当に伝えたいことを十分に理解できないとのこと。というのも、言葉の裏、メタファー、文脈に深い意味が隠されているからで、せっかく読むのなら、優れた旅のツアーガイドとともに、じっくりと時間をかけて読み解いていったほうがよさそうですね。

『ダヴィンチコード』が世界的に大ヒットしたダン・ブラウンの最新作『インフェルノ』はまさにタイトルから想像できるように、ダンテの『神曲』がベースになってストーリーが展開していきます。重要な場面で『神曲』の中の詩(カント)が幾度も登場します。『インフェルノ』を読んでいると、本家であるダンテの『神曲』を読みたくなってくるのではないでしょうか。

 

春学期は引き続き、天国篇の最後の部分を読み進めていく予定です。授業では読むだけではなく、映像なども使い、ダンテの時代の政治、宗教などについても紹介します。

 

ちなみに、春学期のパンフレットに掲載されていた「Inimmaginabile DANTE! – “La Divina Commedia” canti scelti-」は秋学期からスタートする予定です。

http://www.iictokyo.com/culturali/tema/di.html

 

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「INCLINAZIONI」絵画展

Buonasera a tutti!

 

今日はイタリア人アーティストのLina Sari(リナ・サリ)による絵画展を紹介したいと思います。

リナ・サリの日本での初個展「INCLINAZIONI」は、4月7日から4月12日にデザインフェスタギャラリー原宿EASTで開催されます。

サリは、イタリア人作家Goffredo Pariseが1982年発行の「L’eleganza è frigida」という著作で紹介した、「粋」という日本語によって、日本という国、特に日本文化に深く魅了されました。

サリは、絵画の哲学的な本質を追求する一方で、「描く」ことの自然性、偶発性を尊重しています。

その結果、作中にはある種の意味付けがされるのですが、一方で、作品そのものは詩的な優雅さというべきものを醸し出しています。

「INCLINAZIONI」はその彼女の芸術特性が遺憾なく味わえる個展です。

 

Profile

ヴェネツィア美術アカデミー(Accademia delle Belle Arti of Venezia)卒業。

パドヴァ大学、文学学士を取得、前美術学校教師。

現在、イタリアだけでなくヨーロッパ各国の、公共、民間を問わず様々な団体に作品が所蔵され、展示されている。

 

日時: 4月7日~4月12日

場所: デザインフェスタギャラリー原宿EAST

(住所: 東京都渋谷区神宮前3-20-2 301室、11:00~20:00 休館日なし)

 

オープニングセレモニー

4月8日 18:00~20:00

イタリア文化会館代表 エドアルド・クリザフリによるオープニングスピーチ。

(イタリア大使館協賛)

 

 

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