『イタリアは呼んでいる』G.W.日本公開

Buonasera a tutti!

今日は映画『イタリアは呼んでいる』の紹介です!

 

 

英国人中年男性ふたりがイタリアをミニクーパーで旅するバディムービー『イタリアは呼んでいる』のG.W.日本公開が決定しました。全米でたった3館の公開から、口コミとメディアからの絶賛を受け、拡大&ロングラン大ヒットを記録した話題作です。

 

サンダンス映画祭のプレミアでお披露目された後、クチコミとメディアからの(本人たちも予想外の!)大絶賛を受け、ニューヨークとL.A.でたった3館の公開が、一気に全米204館に拡大ヒット、その後14週間のロングランを記録したヒット作です。

人生の夕映えを感じ始めた英国中年男性ふたりが、ミニクーパーを駆って、美食の国イタリアの五つ星ホテルに絶景レストランを巡るという美味しい取材旅を依頼されます。美しい海と太陽、美食とワインと旅先の恋心。しかし実は、仕事も家庭も曲がり角。人生の踊り場で立ち止まっている自分たちを認めつつ、彼らが旅の終わりで出会う心のごちそうとは――?

「あなたを抱きしめる日まで」でアカデミー賞脚色賞にノミネートされるなど多彩な才能を発揮するイギリス実力派俳優スティブ・クーガンと、七色の声色を駆使するイギリスを代表するコメディアンのロブ・ブライドンを主役に迎え、名匠マイケル・ウィンターボトム監督がメガホンをとった、とびきりの笑いと生きる歓びをもたらす人生賛歌の登場です。

 

[もうひとつの見どころ!!]

魂をかけた本格的モノマネ合戦!

“イタリア絶景と美食”、そして本作のもうひとつの見どころは、イギリスを代表するコメディアンであるスティーブ・クーガンとロブ・ブライドンが旅の間に繰り広げる、「007」(歴代ジェームズ・ボンド)、「ゴッドファーザー」(アル・パチーノ)、「ダーティ・ハリー」(クリント・イーストウッド)、「ダークナイトライジング」(トム・ハーディー)、ロバート・デニーロ、果てはヒュー・グラントに至るまでのイギリスコメディアン魂をかけたモノマネ合戦の数々。名画の撮影地も登場し、映画の引用から会話が進むほど映画愛にあふれ(過ぎかも?)、二人の愉快な毒舌は楽しい旅のスパイスになっていきます。旅の友は人生の友かライバルか?そして、あなたは彼らの本格的なモノマネをどのくらい発見できるのか?!リピートするとさらに楽しい映画ファンには嬉しい見どころです。

 

監督:マイケル・ウィンターボトム

出演:スティーヴ・クーガン、ロブ・ブライドン

2014 年/イギリス/108 分/ ビスタ

配給:クレストインターナショナル

 

G.W. Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

 

 

 

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オリーブ通信 第8号

Buongiorno tutti!

イタリアオリーブ旅、次に訪れたのは、プーリア州のメザーニェ。
プーリアの歴史ある港町、ブリンディジから内陸に30㎞くらいはいったところにある小さな街。
この街のオリーブ農園をやっているAngeloさんの招きを受けて初訪問。

農園に行ってみると、おじい様、おばあ様、いとこ、その子供など、一族皆さんが揃って私を待っていてくださいました。

そしてこんなケーキが登場・・・その優しさに思わずウルウル・・・

夜はメザーニェの街をお散歩。


さすが小さいけれど古代ローマ時代からある街、
中世~近世にかけてオリーブ搾油所として使われていた、古代ローマ時代の地下室などがありました。

街って、多くは円形か四角形が多いと思うのですが、メザーニェは逆さまハート型の珍しい形をしています。

Angeloのお宅で素晴らしいプーリアの伝統を見せていただきました。

それは、Angeloの奥さん、Mariettaが嫁ぐ際にもってきた、レースの数々。
プーリアでは女の子が生まれると、お祖母様かお母様がリネン類を用意する伝統があります。
こちらもおばあ様が彼女が産まれた時から、こつこつ作りためたもの。

天使の図案の大きなベッドカバーは5年の月日をかけて作られたそうです。
そうした愛のこもった贈り物の入った木の櫃をもって輿入れする・・・。
今、この櫃にはAngeloとMariettaの2人のお嬢ちゃまのためのレースが入っています。

プーリアやシチリアではまだまだイタリアの古き良き伝統が息づいています。

そしてプーリアでは、日曜日のランチは一族みんなが集まり、ゆっくりおしゃべりを楽しみながらお食事します。

Angeloの農園のシンボルツリー、樹齢1000年以上の樫の木。
この木の下にいくと、大きな翼で守られているような安心感が。
子供たちはここが大好きでいつもここで遊んでいるそうです。

手入れの行き届いたオリーブ農園。高さ10m級の大きなオリーブの木がたくさんありました。

この品種は、Celina di Nardo’といって、このプーリアの南部の土着品種。
たわわに実っていました。もうまもなく収穫です。

この地でも美味しいオリーブオイルとそれを情熱をもって作っている素晴らしい人々に出会いました。

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歴史エンタテインメント巨編『アルタイ』

Buongiorno a tutti!

今日は注目の新刊、『アルタイ』をご紹介します!

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男たちの見果てぬ夢が、ふたつの国の運命を変える。

『Q』の作家ユニットが名前を変えて放つ、歴史エンタテインメント巨編、ふたたび!

『アルタイ』

 

 

敗者の視点から眺めるレパントの海戦。

ヴェネツィア共和国とオスマン帝国の世紀の戦いの裏に、裏切りと、暗躍する間諜と、ロマンスあり。

(全国紙ラ・レップブリカの文化欄より)

 

2014年に刊行され話題を呼んだ歴史エンターテインメント『Q』、その著者である作家グループルーサー・ブリセットがメンバーを変え、名前を変え10年ぶりに刊行した新たな歴史超大作が『アルタイ』。

日本では早くも2015年に登場。『Q』をはるかにしのぐスピーディな展開、登場人物の魅力、面白さ、読めば虜になること請けあいです!

 

■ストーリー

ヴェネツィア共和国で国営造船所の火薬庫が爆発、炎上。宿敵オスマン帝国の陰謀の影は無かったが、共和国は生贄を欲していた。

身分があり、重要な任務につき、致命的な秘密をかかえる者。ユダヤ人であることを隠して活動する諜報部員エマヌエーレこそ完璧な容疑者。

逃亡者となった彼を保護したのは、オスマン帝国のスルタンに仕えるひとりのユダヤ人だった……。

16世紀の地中海世界を舞台に、見果てぬ夢を追う男たちの姿を壮大なスケールで描いた傑作。

 

■著者ウー・ミンについて

世界各国で創作活動を続けていた数多くのルーサー・ブリセットが、当初の予定通り1999年12月31日に「SEPPUKU」をして、ルーサー・ブリセット・プロジェクトは幕を閉じた。翌日、明けて2000年1月1日、プロジェクトの核であり、『Q』を発表した4名のイタリア人が、さらに1名を加えて新たなグループ「ウー・ミン(Wu Ming)」を結成。本著『アルタイ』は、このウー・ミンの共著である。

ウー・ミンは中国語で、発音の仕方によって二つの意味がある。第一は「無名」。名無しということだ。ここには、前プロジェクトから引き続き、「作者名が作品の価値を決める」という昨今の風潮を拒否するという意思が込められている。また中国では、民主主義や言論の自由を主張する人が何か署名をする際に、この「無名」を使うという習慣があり、彼らに対する敬意も含まれている。第二の意味は「伍名」、五つの名前、すなわち「五人」ということだ。

そんな新たなペンネームを引っさげて、彼らは執筆活動を再開(?)し、2014年の時点で、合計6冊の小説を執筆している。同時に、各人も個別で作品を発表しているが、その際には「ウー・ミン1」「ウー・ミン2」……というペンネームが使われる。とはいえ、彼らの実名も今ではちゃんと公表されている。本人たち曰く、「ポリスというバンドのメンバーが警察官ではないのと同じ」だそうだ。

2008年9月、ルーサー・ブリセット時代からメンバーだった「ウー・ミン3」が脱退。現在は4名で活動を続けている。

 

■本著『ALTAI』の誕生まで

1999年に出版された『Q』から10年後の2009年。イタリア本国で『ALTAI』が発表された。『Q』と登場人物が重なるという前評判から、読者は『Q』の続編を期待した。だが、作者たちは「これはQ2ではない」と公言し、続編と呼ばれることをかたくなに拒んだ。「『Q』の3人の登場人物を16世紀の地中海という舞台に置き直しはしたが、これはまったく別の物語である」。

『Q』をはじめ、その後の作品も大成功を収め、イタリア本国ですっかり有名になったウー・ミンだが、2008年にメンバーひとりを失った喪失感は大きかった。このままでいいのかと自問を続けた彼らは、いつもの円卓を囲んで話し合った。円卓は、『Q』の最初の原稿料を使ってIKEAで買ったものだ。そして決めた。「原点に帰ろう」。つまり、この作品を書くことは作者たちにとって、ひとつの「リセット」、ある種の「リハビリ」だったのだ。

手探りで始まった執筆作業は難航した。共著というかたちをとっている彼らは「最終的に誰か一人でも気に入らなければ原稿はボツ」という厳しい姿勢を貫いている。本著『ALTAI』も、当初、主人公の身分設定は“潜入者”だったが、全編の3分の1が仕上がった時点でそれを変更。ゼロからすべてを書き直した。彼ら曰く「実は僕らにはもうひとり、内緒のメンバー“ウー・ミン6”がいる。ごみばこだよ。誰よりも冷静で、決して声を荒げたりしないけど、彼の決定は絶対、最終決定なんだ」。

 

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「映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~」

Buongiorno a tutti!

今日は「映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~」と、その初回上映『僕はナポリタン』の紹介です。

映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~

 

今月から7月まで、毎月最終日曜の昼下がり、渋谷アップリンクでイタリア映画の上映会「映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~」が開催されます。この上映会は、関西をベースにさまざまな文化イベントを実施している京都ドーナッツクラブの企画によるものです。

上映6作品の共通点は、監督のインディペンデント性が強いことと、それによって固有の社会的問題意識が作品の主題になっていることです。北から南まで、イタリアの多様な地域を舞台にした6本の映画が、上映にあわせたトークショーとパンフレットで丁寧に紹介されます。トークショーではInterFMで活躍中のDJで、京都ドーナッツクラブ代表でもある野村雅夫氏のほか、ゲストが出演予定です。

 

http://www.uplink.co.jp/event/2015/35370

初回の今月は、22日(日)15時15分から『僕はナポリタン』(原題:Song’e Napule/ 監督:マネッティ兄弟/ 2014年/ イタリア/ カラー/ 114分)が上映されます。

 

ナポリの音楽院を出た青年ピコは警察に就職。ピアノの演奏能力が認められ、人気バンドのキーボーディストとして犯罪組織の巣窟に潜入し…。

 

ナポリを舞台にしたイタリア最新のギャング・コメディーを、皆さんもご覧になってみてはいかがですか。

 

 

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『おみおくりの作法』ロードショー

イタリア人監督ウベルト・パゾリーニの最新作『おみおくりの作法』(原題:Still life)が先週から公開となりました。この作品、イギリス、ロンドンを舞台に悲しくも孤独死を迎えてしまった人々の葬儀を職務とする民生委員ジョン・メイの物語。

 

こんな仕事があるなんて皆さん知っていましたか?この映画は、監督が実際に新聞に掲載された葬儀を手配する仕事の記事を読んだことから生まれた作品であり、誰にとってもいずれは訪れる死という身近でありながらあまりふれたくない話題をユーモアと監督の温かい人間賛歌の視点から描かれた力作です。

 

余談ですが、パゾリーニ監督、あの日本でも大ヒットした『フル・モンティ』の製作者でもあるんです。それだけでも、見たくなってしまう映画ですよね。今週は、是非映画館に足を運んでみてはいかがでしょう?きっと心に残る作品に出会えること間違いなしです!

ロンドンの南部、ケニントン地区の公務員である44歳のジョン・メイ(エディ・マーサン)の仕事は、孤独死した人の葬儀を執り行うことである。几帳面な彼は死者の家族を見つける努力を怠らず、その人のために葬礼の音楽を選び、弔辞を書く。規則正しい仕事と生活をしながら、ジョン・メイはいつもひとりだった。ある日の朝、ビリー・ストークという年配のアルコール中毒患者の遺体が、ジョン・メイの真向いのアパートで発見される。自分の住まいの近くで、その人を知らぬままに人が孤独死したという事実にショックを受けるジョン・メイ。

さらにその日の午後、彼は仕事に時間をかけすぎるという理由で解雇を言い渡される。最後の案件となったビリー・ストークのために、ジョン・メイはこれまで以上に情熱を傾ける。ビリーの部屋にあった古いアルバムで満面の笑顔の少女の写真を見つけた彼は、イギリス中を回り、ビリーの人生のピースを組み立てていく。旅の過程で出会った人々と触れ合ううち、ジョン・メイにも変化が訪れる。自然と自分を縛ってきた決まりきった日常から解放されたジョン・メイは、いつもと違う食べ物や飲み物を試し、知り合ったばかりのビリーの娘ケリー(ジョアンヌ・フロガット)とカフェでお茶をする。まもなくビリーの葬儀が行われることになっていたある日、ジョン・メイは人生で初めての行動に出る……。

2013年/イギリス=イタリア/91分/カラー

提供:ビターズ・エンド、サードストリート

配給:ビターズ・エンド

© Exponential (Still Life) Limited 2012

Official Site: www.bitters.co.jp/omiokuri

Facebook: www.facebook.com/omiokuri

Twitter: @omiokuri_movie

2015年1月 シネスイッチ銀座ほか、全国順次ロードショー!

 

 

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