映画『ドッグマン』

Buongiorno a tutti!

2018年カンヌ国際映画祭 主演男優賞受賞、パルム・ドッグ賞、2019年 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞<作品賞><監督賞>ほか最多9部門を受賞した、イタリアが生んだ鬼才マッテオ・ガローネ監督の最新作『ドッグマン』が8月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国公開されます!


©2018 Archimede srl Le Pacte sas

2008年の第61回カンヌ国際映画祭で審査員賞特別グランプリを受賞した『ゴモラ』(2008) をはじめ、『リアリティ』(2012) 、『五日物語~3つの王国と3人の女~』(2015) など、社会に潜む闇を浮かび上がらせ、問題作を次々と世に放ち続けるガローネ監督が最新作で挑んだのは、1980年代に実際にイタリアで起こった殺人事件にインスパイアされた衝撃的な不条理ドラマ。主演を務めたマルチェロ・フォンテは、圧倒的な暴力に支配され抗えない主人公の姿を鬼気迫る演技で披露し、昨年の第71回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を獲得しました。またイタリア版アカデミー賞とも称されるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では、作品賞、監督賞をはじめ最多となる9部門を受賞。その他世界各国の映画祭で数々の受賞を果たした注目作がついに日本で公開となります。

<STORY>
イタリアのさびれた海辺の町。娘と犬をこよなく愛する温厚で小心者のマルチェロは、質素ながらも「ドッグマン」という犬のトリミングサロンを経営し、気のおけない仲間との食事やサッカーを楽しむ日々を送っている。だが一方で、その穏やかな生活をおびやかす暴力的な友人シモーネに利用され、従属的な関係から抜け出せずにいた。ある日、シモーネから持ち掛けられた、儲け話を断り切れず片棒を担ぐ羽目になったマルチェロは、その代償として仲間たちの信用とサロンの顧客を失ってしまう。娘とも自由に会えなくなったマルチェロは、元の平穏だった自分 の日常を取り戻すためにある行動に出るが――。

監督:マッテオ・ガローネ (『 ゴモラ 』) 出演: マルチェロ・フォンテ、エドアルド・ペッシェ、アリダ・バルダリ・カラブリア、アダモ・ディオニージ
原題:DOGMAN |2018年|イタリア|イタリア語|カラー|シネマスコープ|5.1ch|1 時間43分|PG12|字幕翻訳:石井美智子
配給:キノフィルムズ/木下グループ 宣伝プロデュース ブレイントラスト dogman-movie.jp ©2018 Archimede srl Le Pacte sas

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フェリ、ボッレ フレンズ ~レジェンドたちの奇跡の夏~ Ferri, Bolle Friends バレエ界の伝説──アレッサンドラ・フェリとロベルト・ボッレ +豪華ゲスト9人で贈るバレエ・ガラ!

Buongiorno a tutti!

今日はバレエ界の伝説──アレッサンドラ・フェリとロベルト・ボッレ +豪華ゲスト9人で贈るバレエ・ガラのご案内です。

ジュリエット、マノン、椿姫などのヒロイン像を演じてめくるめくオーラを放ち、一世を風靡する人気を誇りながら44歳で引退。その後、50歳でバレエ・ダンサーとして奇跡の復活を遂げた至高の女優バレリーナ、アレッサンドラ・フェリ 。
古代ギリシャ・ローマの彫像のように輝くばかりの完璧な容姿と端正な技術を備え、数々のバレリーナから相手役に望まれて世界的に活躍。その若々しい美をいまも驚くほど保ちつつ演技を成熟させて、イタリアでは国民的スターと言われるほどの人気を誇るロベルト・ボッレ 。
二人の華麗なイタリアン・スターに共通するのは、じつは、生来の才能に恵まれてなお、バレエに一途に身を捧げるという不器用な流儀かもしれませ ん。 2018年の〈世界バレエフェスティバル〉でも強い存在感を示してバレエ・ファンを瞠目させた、彼ら“レジェンド”を中心に、豪華ゲスト9人を加えた〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉がついに東京で実現します!

Aプロのハイライトは、フェリとボッレが共演する「マルグリットとアルマン」 全編 フレデリック・アシュトン振付)。英国ロイヤル・バレエ団のマーゴ・フォンテイン以来、大プリマだけが踊ることを許される作品です。 Bプロでは、巨匠ジョン・ノイマイヤーがイタリアの有名女優を題材に、フェリを起用して創作、彼女の復帰作の一つとなった『ドゥーゼ』より、「フラトレス」を上演。 この公演のために ノイマイヤー自身が来日して監督、指導に当たり、彼が選んだハンブルク・バレエ団のダンサーたちがフェリと共演します。
そしてフェリ、ボッレとの共演でなじみあるマルセロ・ゴメス、英国ロイヤル・バレエ団のメリッサ・ハミルトン、 東京バレエ団の上野水香に加えて、バレエ・ファンから厚い信頼を寄せられるハンブルク・バレエ団の 実力派シルヴィア・アッツォーニとアレクサンドル・リアブコのペアも参加。真のアーティストだけが与えられる、至福のバレエの時を、あなたに贈ります 。

◆アレッサンドラ・フェリとロベルト・ボッレからのメッセージ
東京で踊ることができて、心から嬉しく思います。私が踊る2つのバレエは、今このときの私にとって大変特別な作品です。ロベルト・ボッレと「マルグリットとアルマン」を踊ることは夢のひとつで、それが叶います。「フラトレス」は、私がこれまで踊った中でもっとも精神的なバレエであり、素晴らしい経験です。             アレッサンドラ・フェリ

私が芸術監督として2000年に始めた〈ロベルト・ボッレ&フレンズ〉は、これまでイタリア国内中および世界各地で上演を行ってきたガラ公演です。 このガラを、アレッサンドラ・フェリと他の友人たちの参加を得た特別なものとして、ついに日本で開催できることを心から嬉しく思います。 アレッサンドラと踊ることは光栄であり大きな喜びです。日本のバレエ・ファンの皆様にも感動していただけることを願っています。 彼女と世界中でひっぱりだこのダンサー仲間たちとともに、夢のひと時を創造し、バレエ・ファンの皆様と共有したいと思います。 愛をこめて。                ロベルト・ボッレ


Photo by Andrej Uspenski

Photo by Shoko-Matsuhashi

【開催概要】
〈フェリ、ボッレ フレンズ ~レジェンドたちの奇跡の夏 〉
日程・プログラム
・Aプロ「マルグリットとアルマン」 ほか
2019年7 月31 日(水) 19:00 、8月1日(木)19:00、 8月3日(土)13:00
・Bプロ「フラトレス」 ほか
2019年8月3日(日) 18:00、 8月4日(日)15:00
※演奏は特別録音による音源を使用します。
会 場:文京シビックホール大ホール(都営地下鉄「春日」/東京メトロ「後楽園」下車)
入場料(税込み) S=\18,000 A=\16,000 B=\14,000 C=\11,000 D=\8,000
チケットご購入の前に必ずお読みください。
※未就学児童のご入場はお断りいたします。※出演者と演目は 2019 年 3 月 18 日現在の予定です。ダンサーの怪我や都合により変更になる可能性がございますので、あらかじめご了承ください。出演者・演目変更によるチケットの払い戻し、日にち変更等はお受けできません。最終的な出演者とプログラムは公演当日に会場で発表します。
主 催:NBS公益財団法人日本舞台芸術振興会
後 援:文京シビックホール(公益財団法人文京アカデミー)
公式HP: https://www.nbs.or.jp/stages/2019/ferri-bolle/index.html

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【訃報】モンタルバーノ警部シリーズの著者アンドレア・カミッレーリ氏逝去

7月17日 午前8時20分(現地時間)、モンタルバーノ警部シリーズの著者として日本でも知られる作家アンドレア・カミッレーリ氏が、ローマのサントスピリト病院で亡くなりました。享年93歳でした。

1925年シチリアのアグリジェント生まれ。若いころから舞台に興味を持ち、シルヴィオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミーで演出を学びました。1977年同アカデミーで教壇に立つ傍ら、1980年以降小説も発表し、1994年、モンタルバーノ警部シリーズの第1作となる”La forma dell’acqua”(水のかたち)をシチリアの出版社セッレーリオ社から出版しました。翌年刊行された第2作 ”Il birraio di Preston”(プレストンのビール職人)がベストセラーとなり、以後モンタルバーノ警部シリーズは国営放送RAIでテレビドラマ化され、国民的大ヒットとなり不動の人気を得ました。

【関連記事】
il Messagero
https://www.ilmessaggero.it/italia/andrea_camilleri_morto_roma_ultime_notizie_montalbano-4623975.html

Corriere Della Sera
https://www.corriere.it/cronache/19_luglio_17/morto-andrea-camilleri-papa-commissario-montalbano-2e7beaba-90f3-11e9-800d-4c08a8e6b4ca.shtml

La Repubblica
https://www.repubblica.it/robinson/2019/07/16/news/andrea_camilleri_morto-231343655/

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シンポジウム「シドティ神父の謎に迫る」

2014年、文京区の切支丹屋敷跡から、キリシタン時代最後の宣教師シドティ神父の墓が見つかりました。謎の多いこの神父の本格的伝記の翻訳出版を記念して、シンポジウムを開催します。原著者のマリオ・トルチヴィア師の講演をはじめ、考古学、人類学、歴史学の立場からなど、様々な分野の専門家が多数登場し、シドティ神父の謎の解明に多角的に迫ります。


<インフォメーション>
講演会:シンポジウム「シドティ神父の謎に迫る」
開催日:2019年7月6日(土) 13~17時
会 場:上智大学四谷キャンパス10号館講堂
千代田区紀尾井町7-1
申込方法:
①WEB申込(上智大学予約サイト)
https://eipro.jp/sophia/
②往復はがき、またはFaxに「7/6シンポジウム」・住所・氏名(ふりがな)・Tel・Fax番号と返信用はがきにもあて先を明記し、文京区教育総務課文化財保護係に送付(※電話での申込みは受け付けておりません)。
主 催:上智大学、文京区教育委員会
後 援:イタリア大使館(予定)、イタリア文化会館、キリシタン文化研究会
問合せ:上智大学カトリックセンター・文京区教育委員会教育総務課文化財保護係(〒112-8555 東京都文京区春日1-16-21)

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