神奈川県立音楽堂開館65周年記念オペラ上演 ヘンデル『シッラ(Silla)』(日本初演)

Buongiorno a tutti!

2019年6月に一年間の改修休館を経てリニューアル・オープンした神奈川県立音楽堂は、開館65周年を迎え、この機に≪音楽堂室内オペラ・プロジェクト≫と題した新しいシリーズをスタートしました。同音楽堂のブランドであるバロック・オペラをはじめ、ルネサンス期から現代まで、「オペラ」から「ムジークテアター」、ワークインプログレスからフルステージまで、時代、国境、スタイルを超え、室内楽の楽しさを極限まで味わい尽くす、様々な上演に挑んでいきます。

今回上演するのは「ヘンデルの、最も美しく、最も謎に満ちたオペラ」として知られる、世界最高峰のバロック・オペラ『シッラ』。共和制ローマ時代に実在した暴君と、彼をとりまく群像劇です。

お送りするのは、イタリア・パルマ音楽院の若者たちを中心に結成し、よく知られた名曲、ヴィヴァルディ『四季』を全く新しいスタイルで演奏して、90年代初頭、世界の音楽界に旋風をまきおこしたカリスマ的ヴァイオリニスト、ファビオ・ビオンディ氏と「エウローパ・ガランテ」。2015年に日本初演された『メッセニアの信託』ぶり、3度目の音楽堂での演奏です。

演出は、『メッセニア』でも演出として起用され、2017年ウィーン・コンツェルトハウスの公演録音も話題のカウンターテナー歌手、彌勒忠史氏。『メッセニア』での音楽堂の限られた空間を生かしたシンプルな舞台、優れた音響を生かした演出は、日本の音楽ファンから熱狂的に迎えられました。

世界の古楽ムーブメントを牽引するファビオ・ビオンディ氏と「エウローパ・ガランテ」、そして彌勒忠史氏と彼が選んだ気鋭のクリエイターたちが贈る、完全舞台版『シッラ』世界初演。みなさまぜひお見逃しなく!

<キャスト>

音楽監督:ファビオ・ビオンディ(指揮・ヴァイオリン)
管弦楽:エウローパ・ガランテ
演出:彌勒忠史
美術:tamako☆
衣裳:友好まり子
照明:稲葉直人(ASG)
舞台監督:大澤 裕(ザ・スタッフ)
映像:田中有紀(㈱ストロベリーメディアアーツ)
演出助手:家田淳
台本・字幕翻訳:本谷麻子

配役:シッラ=ソニア・プリナ(コントラルト) 
クラウディオ=ヒラリー・サマーズ(コントラルト)
メテッラ=スンヘ・イム(ソプラノ)
レピド=ヴィヴィカ・ジュノー(メゾ・ソプラノ)
フラヴィア=ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
チェリア=マリア・イノホサ・モンテネグロ(ソプラノ)
神=ミヒャエル・ボルス(バリトン)

スカブロ=神谷真二(黙役)

天使ほか=桧山宏子/板津由佳(エアリエル)

兵士ほか=春日克之/佐久本歩夢(BLUE TOKYO)

<STORY>

第一幕
ローマの執権官シッラが民衆派の政敵を撃退して凱旋門のある広場に凱旋してきた。
妻のメテッラと護民官レピドに迎えられ祝辞を受けた後、シッラはローマに独裁政治を宣言し、何人たりとも自分の意に従うよう言い放つ。その専横ぶりに、メテッラもレピドも失望するが、メテッラは夫を軟化させようと考えをめぐらす。レピドの妻フラヴィアは、その前夜、ローマが怪物によって灰燼に帰す悪夢を見ておののいており、レピドが彼女を落ち着かせようとしても、稲妻が凱旋門を破壊すると予言する。
シッラの副官カトゥルスの娘チェリアと、民衆派の騎士でありシッラの反対派であるクラウディオは互いに想い合うが、チェリアはシッラの反対派を愛することは出来ないと悩んでいる。
そのクラウディオは大胆にもシッラの独裁を面と向って非難する。チェリアはクラウディオをかばおうとするが、シッラは怒り狂う。さらにシッラはチェリアの「面倒を見る」と称してチェリアを連れ去ってしまう。

第二幕
神殿に人々が加護を求め集まり、フラヴィアも祈っている。その美しさに欲望を覚えたシッラは彼女に言い寄るが、きっぱりと断られる。シッラが失望し眠りにつくと、神が現れ、ローマを恐怖で支配するよう告げる。眠りから覚めたシッラはすぐに、神殿で祈りを捧げる人々を皆殺しにする。この不敬で残忍な行為をレピドに咎められたシッラは、自分は何でも好きなようにできると傲慢に言い、レピドの妻フラヴィアを自分に譲るよう命令する。
さらにシッラは、妻メテッラの目の前でチェリアに言い寄り、激しく非難される。チェリアはついにシッラに愛想を尽かし、クラウディオへの愛を告白する。クラウディオは打倒シッラの思いを強くする。
シッラはその夜レピドの家に現れ、また再びフラヴィアを誘惑しようとするが、レピドに阻まれたため、夫妻を無理やり連行する。フラヴィアを自分のものにするためである。また、クラウディオとチェリアの恋人たちのもとにも現れ、クラウディオを投獄し、チェリアを監禁する。そして臣下のスカブロにクラウディオとレピドの暗殺を命じる。しかしスカブロは、メテッラに説得されて、レピドとクラウディオを牢から助け出す。

第三幕
メテッラに救われたレピドは打倒シッラを提案するが、夫に失望しつつも貞淑な妻メテッラは夫を殺す策には同意しない。まだ夫シッラの改心に一縷の望みを持っているのである。シッラはローマを離れシチリアへの任務を与えられる。出発前にもう一度チェリアを誘惑するが失敗し、クラウディオは死んだとチェリアに知らせ絶望させる。一方でフラヴィアにも言い寄るが、またも拒絶される。レピドも死んだと嘘をつくが、クラウディオ、レピドの二人とも現れ、二組は互いに喜び合う。
シッラのもとに反乱の知らせが届き、気乗りしないながらもメテッラと別れを惜しみつつも出帆する。が、不安は的中し船は激しい嵐により沈没してしまう。メテッラがシッラを救出に向かい、連れ帰る。
一方ローマでは、レピドとクラウディオが、自由を求めている。そこに雲の中から栄光に輝く軍神マルスが姿を現す。皆が跪いているところに、メテッラとシッラが到着する。
シッラも膝をつき自らの権力を放棄し、妻と一緒に引退を宣言する。

<インフォメーション>

公演名:開館65周年記念 音楽堂室内オペラ・プロジェクト ヘンデル『シッラ』全3幕
ファビオ・ビオンディ指揮 エウローパ・ガランテ イタリア語上演/日本語字幕付 日本初演 
公演日時: 2020年02月29日(土)~2020年03月01日(日)  14:00開演 (13:00開場)
*公演当日 13:15-13:45 ファビオ・ビオンディによるプレ・トークつき
主  催:神奈川県立音楽堂[公益財団法人神奈川芸術文化財団]
助  成:一般財団法人地域創造、朝日新聞文化財団、文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
特設サイト:https://www.ongakudo-chamberopera.jp/
問合わせ:神奈川県立音楽堂  045-263-2567
チケット:[全席指定・税込] S席:15,000円 A席:12,000円【残券僅少】 B席:【売り切れ】 学生(24歳以下):8,000円
*車椅子席有り(付添1名無料)
*未就学児童の入場は、ご遠慮ください。

●チケットぴあ https://pia.jp/ 0570-02-9999(Pコード145-683)
●イープラス https://eplus.jp 
●ローソンチケット https://l-tike.com 0570-084-003(Lコード32511)

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Filed under: お知らせ — イタリア文化会館東京 11:18
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