歴史エンタテインメント巨編『アルタイ』

Buongiorno a tutti!

今日は注目の新刊、『アルタイ』をご紹介します!

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男たちの見果てぬ夢が、ふたつの国の運命を変える。

『Q』の作家ユニットが名前を変えて放つ、歴史エンタテインメント巨編、ふたたび!

『アルタイ』

 

 

敗者の視点から眺めるレパントの海戦。

ヴェネツィア共和国とオスマン帝国の世紀の戦いの裏に、裏切りと、暗躍する間諜と、ロマンスあり。

(全国紙ラ・レップブリカの文化欄より)

 

2014年に刊行され話題を呼んだ歴史エンターテインメント『Q』、その著者である作家グループルーサー・ブリセットがメンバーを変え、名前を変え10年ぶりに刊行した新たな歴史超大作が『アルタイ』。

日本では早くも2015年に登場。『Q』をはるかにしのぐスピーディな展開、登場人物の魅力、面白さ、読めば虜になること請けあいです!

 

■ストーリー

ヴェネツィア共和国で国営造船所の火薬庫が爆発、炎上。宿敵オスマン帝国の陰謀の影は無かったが、共和国は生贄を欲していた。

身分があり、重要な任務につき、致命的な秘密をかかえる者。ユダヤ人であることを隠して活動する諜報部員エマヌエーレこそ完璧な容疑者。

逃亡者となった彼を保護したのは、オスマン帝国のスルタンに仕えるひとりのユダヤ人だった……。

16世紀の地中海世界を舞台に、見果てぬ夢を追う男たちの姿を壮大なスケールで描いた傑作。

 

■著者ウー・ミンについて

世界各国で創作活動を続けていた数多くのルーサー・ブリセットが、当初の予定通り1999年12月31日に「SEPPUKU」をして、ルーサー・ブリセット・プロジェクトは幕を閉じた。翌日、明けて2000年1月1日、プロジェクトの核であり、『Q』を発表した4名のイタリア人が、さらに1名を加えて新たなグループ「ウー・ミン(Wu Ming)」を結成。本著『アルタイ』は、このウー・ミンの共著である。

ウー・ミンは中国語で、発音の仕方によって二つの意味がある。第一は「無名」。名無しということだ。ここには、前プロジェクトから引き続き、「作者名が作品の価値を決める」という昨今の風潮を拒否するという意思が込められている。また中国では、民主主義や言論の自由を主張する人が何か署名をする際に、この「無名」を使うという習慣があり、彼らに対する敬意も含まれている。第二の意味は「伍名」、五つの名前、すなわち「五人」ということだ。

そんな新たなペンネームを引っさげて、彼らは執筆活動を再開(?)し、2014年の時点で、合計6冊の小説を執筆している。同時に、各人も個別で作品を発表しているが、その際には「ウー・ミン1」「ウー・ミン2」……というペンネームが使われる。とはいえ、彼らの実名も今ではちゃんと公表されている。本人たち曰く、「ポリスというバンドのメンバーが警察官ではないのと同じ」だそうだ。

2008年9月、ルーサー・ブリセット時代からメンバーだった「ウー・ミン3」が脱退。現在は4名で活動を続けている。

 

■本著『ALTAI』の誕生まで

1999年に出版された『Q』から10年後の2009年。イタリア本国で『ALTAI』が発表された。『Q』と登場人物が重なるという前評判から、読者は『Q』の続編を期待した。だが、作者たちは「これはQ2ではない」と公言し、続編と呼ばれることをかたくなに拒んだ。「『Q』の3人の登場人物を16世紀の地中海という舞台に置き直しはしたが、これはまったく別の物語である」。

『Q』をはじめ、その後の作品も大成功を収め、イタリア本国ですっかり有名になったウー・ミンだが、2008年にメンバーひとりを失った喪失感は大きかった。このままでいいのかと自問を続けた彼らは、いつもの円卓を囲んで話し合った。円卓は、『Q』の最初の原稿料を使ってIKEAで買ったものだ。そして決めた。「原点に帰ろう」。つまり、この作品を書くことは作者たちにとって、ひとつの「リセット」、ある種の「リハビリ」だったのだ。

手探りで始まった執筆作業は難航した。共著というかたちをとっている彼らは「最終的に誰か一人でも気に入らなければ原稿はボツ」という厳しい姿勢を貫いている。本著『ALTAI』も、当初、主人公の身分設定は“潜入者”だったが、全編の3分の1が仕上がった時点でそれを変更。ゼロからすべてを書き直した。彼ら曰く「実は僕らにはもうひとり、内緒のメンバー“ウー・ミン6”がいる。ごみばこだよ。誰よりも冷静で、決して声を荒げたりしないけど、彼の決定は絶対、最終決定なんだ」。

 

イタリア文化会館

イタリア語コース

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