イタリア娯楽映画の進行形 エドアルド・レオ特集上映

Buongiorno a tutti!

イタリア娯楽映画の雄、エドアルド・レオを知っていますか……?

1972年ローマ生まれ。大学在籍時から端役として映画やドラマに出演。エットレ・スコラやジジ・プロイエッティといったイタリア映画のレジェンドとも交流を持つ生粋のローマっ子だが、好きな監督はキューブリック。『いつだってやめられる』三部作や『おとなの事情』など、日本でも話題になった人気作に多数出演している。いわゆる顔立ちの整ったイタリア人俳優とは一線を画する三枚目キャラ。情けない中年を演じさせたら右に出る者はいない俳優、そして近年は監督としても評価が高まる「イタリア映画の新たな才能」です!

ジャンルを横断して、イタリア文化を総合的に紹介している京都ドーナッツクラブが、10月16日(金)〜25日(日)にわたり、エドアルド・レオにフォーカスした上映会を開催します。会場はUPLINK吉祥寺とUPLINK京都。そして10月30日(金)~11月7日(土)には、UPLINK Cloudでオンライン上映を行います。みなさんもこの機会に、イタリア映画界の「今」に触れてみてはいかがでしょうか?

【上映作品】

『ブォンジョルノ、パパ。』
(2013年/イタリア/カラー/109分/原題:Buongiorno papà)

40過ぎのアンドレアは映画業界で働くやり手の色男。ポルシェを乗り回し、ローマ市内のオシャレなマンションで悠々自適に暮らしている。彼とハウスシェアしているパオロは、仕事も女性関係もうまくいっていないが、大道芸で一旗揚げるロマンチックな夢を胸に抱いている。そんな彼らのもとに、アンドレアの娘だと名乗る十七歳の少女レイラとその祖父エンツォが現れ、生活を一変させてしまう……。イケメン俳優ラウル・ボーヴァの隣で、今後のはまり役となる三枚目キャラを確立したレオ。監督として長編二作目となる本作で、銀のリボン賞最優秀コメディーにノミネートされた。

監督:エドアルド・レオ

出演:ラウル・ボーヴァ、マルコ・ジャッリーニ、エドアルド・レオ

『俺たちとジュリア』
(2015年/イタリア/カラー/115分/原題: Noi e la Giulia)

人生に行き詰まりを感じていたディエゴ、ファウスト、クラウディオの3人は、古い農場を共同購入し、アグリツーリズム用ホテルにリノベーションして再起を図る。気性の激しい元武闘派共産党員、タトゥーだらけの妊婦という超個性的な面々を仲間に加え、絶妙なチームワークで準備を進めるが、クラシックカー「ジュリア」に乗ったマフィアの出現で、事態は思わぬ方向に転がっていく……。今をときめく名優たちに脇を固められ、レオが名実ともにイタリアン・コメディーの代名詞になった感があるのが本作だ。監督としての長編3作目にして、念願の銀のリボン賞で最優秀コメディーに選ばれた。

監督:エドアルド・レオ

出演:ルカ・アルジェンテーロ、ステファノ・フレージ、エドアルド・レオ

『黄金の一味』
(2019年/イタリア/カラー/110分/原題: Gli uomini d’oro)

トリノの郵便局に勤めるメローニは、給与にも仕事内容にも不満を覚えている。年金を繰り上げて受け取り、コスタリカに新天地を見出そうとしていたが、政府の金融改革により、計画はふいに。そこで企てたのが、自分の運転する現金輸送車からの現金略奪だった。彼が共謀者に選んだのは堅物の同僚ザーゴ。だが彼には明かしていない秘密があった……。1996年トリノで起こった強盗事件をもとにした最新のイタリアン・ノワール。ナンパなナポリ男メローニと真面目で無口なトリノ人ザーゴという対比が興味深い。レオは第三の主人公ウルフとして登場。今までにないバイオレンスな役回りで、俳優としての新境地を拓いた。

監督:ヴィンチェンツォ・アルフィエーリ

出演:ファビオ・デ・ルイージ、エドアルド・レオ、ジャンパオロ・モレッリ

『わしら中年犯罪団』
(2019年/イタリア/カラー/102分/Non ci resta che il crimine)

ローマの中年男3人組モレーノ、セバスティアーノ、ジュゼッペは、80年代に世間を騒がせた伝説の犯罪組織マリアーナ団ゆかりの地をめぐるツアーの下見中、ひょんなことから当時のローマにタイムスリップしてしまう。辿り着いたのは、ワールドカップでイタリアが優勝した1982年。試合結果を覚えている三人は、サッカーくじでひと儲けしようとするが、本物のマリアーナ団のボスに目をつけられてしまい……。三人組を演じる馴染みの先輩俳優を引き立てるスーパーサブとして、笑いをアシストするレオの本領が発揮されたB級テイストのコメディー。

監督:マッシミリアーノ・ブルーノ

出演:アレッサンドロ・ガスマン、マルコ・ジャッリーニ、ジャンマルコ・トニャッツィ、エドアルド・レオ

※上映スケジュールの詳細は特設サイト(edoardoleocinemafest.jimdosite.com/)からご覧いただけます。

<インフォメーション>
イタリア娯楽映画の進行形 エドアルド・レオ特集上映
期  間:10月16日(金)〜25日(日)、10月30日(金)~11月7日(土)会  場:10月16日(金)~10月25日(日)アップリンク吉祥寺
10月23日(金)~10月29日(木)アップリンク京都
10月30日(金)~11月7日(土)アップリンククラウド

料  金:一般¥1,500/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア¥1,300/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥900

〈東京〉
主  催:京都ドーナッツクラブ
特別協力:イタリア文化会館 東京
協  賛:日欧商事、株式会社ComaCo・officina、Gee co.,Ltd、一般社団法人日本ツーリストガイド・アシスタント協会、FM COCOLO Ciao765リスナー有志

〈京都〉
主  催:京都ドーナッツクラブ
後  援:イタリア文化会館 大阪
特別協力:イタリア文化会館 東京
協  賛:日欧商事、株式会社ComaCo・officina、Gee co.,Ltd、一般社団法人日本ツーリストガイド・アシスタント協会、FM COCOLO Ciao765リスナー有志

※このイベントは京都市文化芸術活動緊急奨励金を受けています。

特設サイト:edoardoleocinemafest.jimdosite.com/

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第27回「いたばし国際絵本翻訳大賞」翻訳作品募集!

Buongiorno a tutti!

絵本のまち板橋では、外国の文化に触れ国際理解を育むために絵本の翻訳作品を募集します。

課題絵本は英語とイタリア語の絵本で、今年のイタリア語部門の課題絵本は以下の通りです。あなたの言葉で、海外絵本の魅力を表現してみませんか。

イタリア語部門

All rights reserved ©FATATRAC 2008, 2017

書名:Oggi no domani sì

作・絵:Lucia Scuderi

砂嵐に運ばれて、砂漠にダチョウがやってきました。砂漠に住む動物たちはダチョウに興味津々です。翼があるからたぶん鳥だろう。鳥なら空を飛べるはず。でもダチョウはけっして飛ぼうとしなくて…。

※課題絵本は、いたばしボローニャ子ども絵本館および板橋区立各図書館でご覧になれます。

▷参加申込受付期間
令和2年10月31日(土曜日)まで <先着順・定員あり>
受付期間内であっても、定員に達し次第受付終了となります

作品応募締切日
令和2年11月30日(月曜日)<当日消印有効>

定員
イタリア語部門 300人

第27回「いたばし国際絵本翻訳大賞」翻訳作品募集
ウェブサイト

参加申込・応募・問い合わせ先
「いたばし国際絵本翻訳大賞」事務局
〒112-0012東京都文京区大塚3-1-1
電話:03-5940-5610
【土・日・祝日を除く午前10時から午後6時まで(正午から午後1時を除く)】
メール:itabashi-honyaku@trc-sp.jp

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『イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術』日本語版発売中!

Buongiorno a tutti!

今年は、ペッレグリーノ・アルトゥージの生誕200年にあたります。彼は、『イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術』(原題:“La scienza in cucina e l’arte di mangiar bene”)を記し、料理を通じてイタリア人としてのアイデンティティー形成の基礎を築いたとされています。

前菜から食後酒、ジェラートに至るまで、彼は、出身地のロマーニャ地方と、のちに彼の故郷となるトスカーナ地方の伝統料理から、475のレシピを(重版では790)収集しました。『イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術』は、1891年の初版以降、100を超える版を重ねてきました。数多くの言語に翻訳され、総部数100万部以上という、料理本として史上初のベストセラーとなりました。

そしてまさに彼の生誕200周年にあわせて、『イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術』の日本語翻訳が、このたび平凡社より刊行されました。プロジェクトの監修・監訳は工藤裕子氏、翻訳は中山エツコ氏、柱本元彦氏、中村浩子氏の3名、そして料理監修は長本和子氏です。

また、8月5日(水)に、エミリア=ロマーニャ州フォルリンポポリで開催された第24回アルトゥージ祭で、工藤裕子氏、アナベラ・フェッレイラ氏(ボローニャ大学教授)、ライラ・テントーニ氏(カーザ・アルトゥージ財団)の3名が、日本語版についてのプレゼンテーションを行いました。

プレゼンテーションの様子はこちら(イタリア語):

イタリアでは一家に一冊あるといわれる本書。現在、イタリア文化会館図書室でも閲覧および貸し出しが可能です。イタリア料理の古典的なレシピに興味がある方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。

<インフォメーション>
『イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術』
ペッレグリーノ・アルトゥージ 著
工藤 裕子 監
中山 エツコ 訳
柱本 元彦 訳
中村 浩子 訳
平凡社
https://www.heibonsha.co.jp/book/b470538.html

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イタリア人気No.1漫画家、初の日本語版!ゼロカルカーレ『コバニ・コーリング』

Buongiorno a tutti!

日本オタクのイタリア人漫画家は、対イスラム国(IS)防御の砦となったシリア北部・クルドの町で何を見たのか。

イタリア人気No.1漫画家ゼロカルカーレ 12万部超えのルポルタージュコミック、ついに日本上陸!

「漫画だから表現できる世界の真理がある。文章や映像、写真だけでは戦争は描ききれない。戦場の現実をここで追体験してほしい。」 

安田純平氏(ジャーナリスト)

ゼロカルカーレ(Zerocalcare)は、1983年イタリアのアレッツォ生まれ、ローマ育ち。2011年、『アルマジロの予言』を発表し、商業漫画家としてデビューしました。2014年にはイタリアでもっとも影響力のある文学賞「ストレーガ賞」のセミファイナリストに選ばれた実力派です。今回日本語版が出版される『コバニ・コーリング』はこれまでに8言語に翻訳され、2020年には、増補改訂版に当たる『コバニ・コーリング:それから』が刊行されています。

【あらすじ】

31歳の人気漫画家は、物資の支援のために、イスラム国(IS)との戦闘が激化するシリア・トルコ国境地帯に赴き、翌年には、奪還されたコバニや山岳のクルド人の軍訓練キャンプを訪れる。混迷が続く中東の地で、彼が目にしたものとは?

日本語訳を手掛けたのは、翻訳家の栗原俊秀氏。ジョン・ファンテ、カルミネ・アバーテ、アマーラ・ラクースなど、「イタリアと移民」に関係のある作家を精力的に日本に紹介しています。2016年、カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)で、第2回須賀敦子翻訳賞を受賞しました。

栗原俊秀氏よりメッセージ

本書は、漫画ならではのアプローチで、混迷の只中に暮らす人々の様子やインタビューなどを描いています。国を持たない最大民族、クルド人の歴史や彼らがおかれた状況、シリア内戦期に樹立されたクルド人の自治区「ロジャヴァ」について、本書1冊でわかる内容となっており、作者が2020年に執筆した文章を新たに収録したことで、ロジャヴァやコバニの現在の状況についても理解を深めることができます。また作者が、パンクや日本アニメが好きということもあり、イラクの理不尽な入国管理官が「北斗の拳」の悪役にたとえられるなど、シリアスな内容がときに軽快かつユーモラスに綴られているのも見所です。

イタリアだけで12万部超を売り上げ、世界各国で翻訳されている人気作。この機会に読んでみてはいかがでしょうか?

※イタリア文化会館図書室にて現在貸し出し中。

※以下のリンクから冒頭部の試し読みも可能です。https://note.com/kadensha/n/n77f9fa0dd71d

<インフォメーション>
『コバニ・コーリング』
2020年9月7日発売
作者:ゼロカルカーレ
訳者:栗原俊秀
発行:2020年9月5日
花伝社
http://www.kadensha.net/books/2020/202008kobanecalling.html

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あしたの劇場「劇場へいこう!」 2020

Buongiorno a tutti!

座・高円寺が「遊び名人」の子どもたちと一緒に作るプログラム「あしたの劇場」から、子どもと大人が一緒に楽しめるお芝居の上演についてお知らせします。

お届けする作品は、『フランドン農学校の豚~注文の多いオマケ付き~』と、『ピノッキオ』の2つです。

『フランドン農学校の豚~注文の多いオマケ付き』は、人の言葉がわかる豚の話を通して「命を食べる」ことを描く、宮沢賢治の童話『フランドン農学校の豚』と、みなさんご存じの『注文の多い料理店』を元に、ストーリーテラーとして評判の高い劇作家佃典彦氏が書き下ろした作品です。演出は、経験豊かな演出家として注目を浴びる西沢栄治氏。シリアスな内容の中にも、ユーモアあり、怖さあり、涙あり、五感を総動員できる魅力的な舞台は、子どもにも大人にも受け止められています。

『ピノッキオ』は、いたずら大好きで意志をもって話す人形ピノッキオが、さまざまな苦難を乗り越えて人間の少年になるまでのお話。イタリアの作家カルロ・コッローディの言わずと知れた児童文学の名作『ピノッキオの冒険』が原作です。

脚本・演出を手掛けたのは、テレーサ・ルドヴィコ氏。彼女の作品は、シンプルな舞台と生の音楽、幻想的なヴィジュアル、ドラマティックなストーリー展開で、観る者の想像力をかきたてます。世界各国で称賛を浴びた『美女と野獣』は、イタリア国内で「子どもと青少年向けの演劇ベストワン(lo stregagatto賞)」を受賞しました。

詳しいスケジュールは、座・高円寺のホームページでご確認いただけます。(https://za-koenji.jp/detail/index.php?id=2344

中学生以下の方は全員無料で観劇できますので、お子様とご一緒にぜひお出かけください。まだ観たことのない人も、観たことのある人も、座・高円寺の「劇場へいこう!」で芸術の秋を楽しみましょう!

<インフォメーション>

期  間:2020年8月28日(金)~10月3日(土)
『フランドン農学校の豚』8月28日(金)~9月13日(日)
『ピノッキオ』9月19日(土)~10月3日(土)
会  場:座・高円寺1(杉並区立杉並芸術会館)
杉並区高円寺北2-1-2
JR中央線「高円寺」駅北口を出て徒歩5分
協  賛:劇場へいこう!サポーターズ
助  成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
後  援:杉並区、杉並区教育委員会、イタリア文化会館(『ピノッキオ』)
企画・製作:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
チケット:
座・高円寺チケットボックス(月曜定休)
03-3223-7300(TEL10:00〜18:00/窓口10:00〜19:00)
座・高円寺WEBチケット
https://www.e-get.jp/za-koenji/pt/
チケットぴあ
http://pia.jp/t/
0570-02-9999 
Pコード:502-411
お問合せ:座・高円寺 03-3223-7500

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第28回ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展

Buongiorno a tutti!

「絵本のまち板橋」では、友好都市交流協定を結んでいる北イタリアのボローニャ市で毎年春に行われる「ボローニャ国際児童図書展」に出展され、板橋区に寄贈された世界各国の絵本を紹介する「ボローニャ・ブックフェアinいたばし」を開催しています。

今春のボローニャ国際児童図書展は、新型コロナウイルスの影響を受け、オンライン特別版での開催となりましたが、ボローニャ児童図書展事務局より出展された児童図書の一部が今年も板橋区に届きました。この届いたばかりの絵本を紹介する「第28回ボローニャ・ブックフェアinいたばし」を開催します。また、特別展示として、さまざまな文字なし絵本もあわせて展示します。

今年も、あっと驚くような絵本や、いつまでも眺めていたくなる素敵な絵本など、たくさん届いています。みなさんぜひお出かけください!

<展示内容>

▷新着絵本コーナー

ボローニャから届いたばかりの世界各国の絵本をご紹介します。

▷文字のない絵本特集コーナー

世界初の文字なし絵本コンテスト「Silent Book Contest」入選作品をはじめ、絵本館が所蔵する日本と海外の文字なし絵本を集めました。読む人それぞれが自由に想像をふくらませることができる、文字なし絵本の豊かな世界をお楽しみください。

▷翻訳家の福本友美子先生講演会

「としょかんライオン」など数々の絵本を翻訳されている福本先生に、翻訳のこと、絵本のこと、たっぷりお話いただきます。終了後、会場でご購入の絵本を対象に、サイン会を実施します。

日時:8月22日(土曜日)午後5時から

場所:ブックフェア会場内・先着30名(当日正午より整理券配布)

▷工作コーナー

「世界のことばのしおりをつくろう」日本語以外のことばで「こんにちは」ってなんて言うのかな?世界のいろいろなことばから好きなものをえらんでしおりをつくってみよう!

日時:期間中いつでも(混雑している場合、お待ちいただくことがあります)

対象:幼児から小学生(大人の方もご参加いただけます)

▷2020年ボローニャ・ラガッツィ賞

ブックデザインの優れた児童書に送られるボローニャ・ラガッツィ賞の2020年の受賞作品を展示します。

▷いたばし国際絵本翻訳大賞

板橋区が1994年より実施している外国語絵本の翻訳コンテストの第26回受賞作品と、これまでの課題絵本や出版された大賞受賞作品を展示します。第26回いたばし国際絵本翻訳大賞の表彰式は8月22日(土曜日)午前11時より受賞関係者のみで行います。

▷ほんやさん

都内有数の子どもの本専門店ブックハウスカフェ(神保町)のご協力により、期間中の土日限定ショップがオープン!いたばし国際絵本翻訳大賞受賞絵本、選りすぐりの絵本やしかけ絵本などを販売します。翻訳大賞最新受賞作も先行販売いたします。

出店日時:8月22日、23日、29日、30日、午前9時から午後7時

22日は正午から午後5時まで

<インフォメーション>

日  時:令和2年8月22日(土)から30日(日)まで
午前9時から午後7時まで(22日(土)は正午開場、午後5時閉場)
場  所:成増アートギャラリー(板橋区成増3-13-1、成増図書館向かい)
東武東上線「成増」北口より徒歩3分
東京メトロ有楽町線・副都心線「地下鉄成増」5番出口より徒歩5分
費  用:入場無料です。当日、直接会場にお越しください。
主  催:板橋区・板橋区教育委員会
後  援:イタリア文化会館/(一社)日本書籍出版協会/(一社)日本国際児童図書評議会
日本児童図書出版協会/(公社)日本図書館協会/(公社)全国学校図書館協議会

感染症拡大予防対策のためのお願い:
会場内では、マスクの着用をお願いします。
入場の際は、手指の消毒や手洗いをお願いします。
発熱や強いだるさ、息苦しさのある方、その他体調に不安のある方は、入場をお控えください。
他の方との距離を空けてください。
状況に応じて、入場制限・内容の変更をする場合があります。ご了承ください。

問い合わせ:いたばしボローニャ子ども絵本館

電話 03-3579-2665(月曜・月末日休館)

オフィシャルウェブサイト

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「この夏、オペラで世界を旅しよう」METライブビューイングアンコール2020

Buongiorno a tutti!

世界最高峰のメトロポリタン・オペラ(通称:MET)をスクリーンで楽しむMETライブビューイング。ダイナミックな音響と多彩なカメラワークに加え、生の劇場でも観られない舞台裏や歌手へのインタビューもお届けします。中でも「アンコール上映」は、これまでの全ラインナップからテーマに合わせて10~30作を一挙上映する恒例の人気企画です。

今年のテーマは「この夏、オペラで世界を旅しよう」。世界各国を舞台にしたオペラ32作品を、舞台であるその国や地域ごとに分けて上映します。

イタリアが舞台となるのは、以下の全四作品。

・プッチーニ《トスカ》

〈歌に生き恋に生き〉や〈星は光りぬ〉といった名アリアはフィギュアスケートでもお馴染み。
今作はサンタンジェロ城やサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会等、実在の建造物の模型をもとに作られた緻密な舞台装置が大きな見どころ。

ヘンデル《アグリッピーナ》

小アグリッピナとして知られる皇妃アグリッピーナをとりまく人間ドラマ。設定を現代に置き換え、うずまく愛と陰謀を、時にコミカルに時にシニカルに描いた演出が大好評を博している。
特にタイトルロールを演じるベルカントの女王ジョイス・ディドナートによる超絶技巧のアリアと、ズボン役(女性が演じる男性の役)でネローネ(皇帝ネロ)を演じるケイト・リンジーの演唱は必見。

・マスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》/レオンカヴァッロ《道化師》

共に南イタリアを舞台とした、ヴェリズモ・オペラの代表作。

《カヴァレリア・ルスティカーナ》の間奏曲は映画「ゴッド・ファーザー」に使用されたことで有名。

同じ歌手が両作の主演を務めており、《カヴァレリア・ルスティカーナ》の神経質な青年役と《道化師》の気の弱い夫役の演じ分けにご注目あれ。

イタリアが舞台となる作品の他にも、ヴェルディ《アイーダ》(エジプト)、ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》(イギリス)、ロッシーニ《セヴィリャの理髪師》(スペイン)など、イタリア人作曲家による作品も数多く上映されます。上映スケジュールは公式ホームページからご覧いただけます。(https://www.shochiku.co.jp/met/news/2908/

世界のトップ歌手が勢ぞろいする華麗なるMETオペラの世界。なかなか海外に行きづらい今だからこそ、スクリーンの中で世界旅行気分をお楽しみください!

<インフォメーション>

名称:METライブビューイングアンコール2020
期間:8月7日(金)〜10月1日(木)
場所:東劇(地下鉄東銀座駅6番出口徒歩1分)
チケット:当日一般¥3,200・学生¥2,100(税込)※リピーター割引(学生対象外)あり
配給:松竹
協賛:フコク生命、東京メトロ
協力:朝日新聞
公式HP:https://www.shochiku.co.jp/met/news/2908/
問い合わせ:03-3541-2711

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生誕100年!フェデリコ・フェリーニ映画祭

Buongiorno a tutti!

本年2020年は、イタリアが生んだ偉大な映画監督、フェデリコ・フェリーニが誕生してちょうど100年目にあたります。

1950年の『寄席の脚光』以降、40年にわたって『道』『カビリアの夜』『甘い生活』といった名作を手掛けたフェリーニ。その独創的な作品群は映画のみならず、音楽、絵画、舞台、写真といったあらゆるアートに多大な影響を及ぼしました。

そんなフェリーニ生誕100周年を記念し、7月31日(金)より、YEBISU GARDEN CINEMAにて、彼の代表作 9 本を集めた 「生誕100年フェデリコ・フェリーニ映画祭」が開催されます。しかも 9 作のうち 8 作が我が国で初めて4K デジタルリマスター版での上映となります(『道』を除く)。美しい映像で甦る豪華絢爛なフェリーニの世界を、どうぞこの機会にお楽しみ下さい。

<上映作品>

『白い酋長』

『青春群像』

『道』

『崖』

『カビリアの夜』

『甘い生活』

『8 1 /2 』

『魂のジュリエッタ』

『フェリーニのアマルコルド』

フェデリコ・フェリーニ Federico Fellini(1920-1993)

イタリアのリミニ生まれ。高校卒業後に新聞社に勤務、風刺画や雑文を書く。ロベルト・ロッセリーニ監督の『無防備都市』(1945)の脚本を担当し、1950年の『寄席の脚光』で監督デビュー(共同監督)。監督3作目の『青春群像』(1953)がヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。続く『道』(1954)が世界中で大ヒットを記録、国際的に名声を確立。その後も新作を発表するごとに大きな注目を浴び、4度のアカデミー賞外国語賞を得たほか、『甘い生活』(1960)でカンヌ国際映画祭パルムドールを獲得。1992年アカデミー賞名誉賞受賞。

<インフォメーション>

名称:「生誕100年!フェデリコ・フェリーニ映画祭」

7月31日(金) から8月20日(木)まで、YEBISU GARDEN CINEMA にて開催。

主催:イスティトゥート・ルーチェ・チネチッタ 、マーメイドフィルム

配給:コピアポア・フィルム

協力:カルチュア・エンタテイメント、ザジフィルムズ、WOWOWプラス、フィールドワークス、KADOKAWA、インコントロ

後援:イタリア文化会館

公式HP: fellinifilmfesjapan.com

©BETA FILM. All Rights Reserved.
©MEDIASET S.p.A.
© 1973 – F.C. PRODUZIONI S.R.L – PROCUCTIONS ET EDITIONS CINEMATOGRAPHIQUES FRANCAISES.

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映画『海の上のピアニスト』4Kデジタル修復版 & イタリア完全版

Buongiorno a tutti!

海の上で生まれ、生涯一度も船を下りなかったピアニストの伝説。

『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作『海の上のピアニスト』が、1999年の日本劇場公開から約20年の時を経て、スクリーンに蘇ります!

色鮮やかな4Kデジタル修復版と、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描き切った170分にも及ぶイタリア完全版(HDリマスター)の二作品が、8月21日(金)より、YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開されます。

「4Kデジタル修復版」では、トルナトーレ監督本人の監修のもと、映画『ライフ・イズ・ビューティフル』なども手がけてきたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリと共に、イタリアはルーチェ・チネチッタ・ラボにおいて完全修復作業が行われました。オリジナル35mmネガを4Kスキャンし、煌びやかな豪華客船の内部や、青く透き通るような海など、これまで表現しきれなかった細部まで色彩豊かに蘇っています。一方、「イタリア完全版」(HDリマスター)では、インターナショナル版としてカットされた40分以上のシーンが復活、タイトルやクレジットロールもイタリア語で演出されるなど、本作のファンが長く待ち望んでいた内容が盛り込まれています。

<STORY>

一枚のレコードに秘められた、たった一度の恋。

大西洋を巡る豪華客船の中で、生後間もない赤ん坊が見つかった。彼の名は1900=ナインティーン・ハンドレッド。世紀の変わり目を告げる1900年に因んで名付けられた。彼は船内のダンスホールでピアノを演奏し、類稀な即興曲を次々と作り出していった。そんなある日、彼は船内で出会った美しい少女に心を奪われてしまう。彼女が船を去った後、断ち切れない彼女への想いから人生で初めて船を下りることを決心する……。

<上映スケジュール>

YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺では8/21(金)より下記の日程で公開!

8/21(金)~ 4Kデジタル修復版 上映

9/4(金)~ イタリア完全版 上映

※9/4(金)以降は「4Kデジタル修復版」と「イタリア完全版」との両作品を併映する可能性があります。

詳細は各劇場のHPをご確認下さい。

<インフォメーション>
『海の上のピアニスト』4Kデジタル修復版 & イタリア完全版
8月21日(金)より、YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
原作:アレッサンドロ・バリッコ
出演:ティム・ロス/プルイット・テイラー・ヴィンス/メラニー・ティエリー/ビル・ナン/ピーター・ヴォーン/クラレンス・ウィリアムズ三世
1998/アメリカ=イタリア合作/英語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/4Kデジタル修復版:121分・イタリア完全版(HDリマスター):170分/英題:THE LEGEND OF 1900/日本語字幕:柏野文映 字幕監修:中川慧輔
配給:シンカ
©1998 MEDUSA
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
サントラ盤:ソニー・ミュージックレーベル 
原作:「海の上のピアニスト」白水社刊
公式HP:synca.jp/uminoue/

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Filed under: お知らせ — イタリア文化会館東京 14:30

ステファノ・カレール氏を偲んで – In ricordo di Stefano Carrer

イタリアの経済紙、イル・ソーレ24オーレ紙の元東京特派員で優れたジャーナリスト、ステファノ・カレール氏が亡くなってから1ヶ月が経ちました。イタリア文化会館館長とスタッフ一同は、あらためてご遺族、ご友人、同僚の方々に心より哀悼の意を表するとともに、故人のご冥福をお祈りいたします。

ステファノ・カレール氏は、A.ヴォルタ・ディ・コモ高校卒業後、ミラノ大学法学部で学び、新聞の編集長の刑事責任に関しての論文を書き卒業しました。ミラノのIstituto per la Formazione al Giornalismo(ジャーナリスト養成機関)で学んだ後、1993年からイル・ソーレ24オーレ紙の記者として活動。2008年から主にアジアで、2013年から2018年まで東京で特派員を務めました。日本と韓国での活動が評価され、それぞれU.アニェッリ賞、A.ベルナッソラ賞を受賞しました。

イル・ソーレ24オーレ紙のアッティリオ・ジェローニ氏による、カレール氏への追悼文を以下、引用します。

「彼は控えめな性格で、東洋を心から愛していました。情熱に満ち、羨ましいほどに懐の深い人でした。彼は離日後も日本のことを思い続けていました。キャリアの中でもっとも重要で、もっとも刺激的な時期を捧げた国のことを。他の優秀な海外特派員や特定の国の専門家と同じく、彼もあるとき、日本が身体の一部となりました。ある国について精通し、愛するがゆえに、その国をステレオタイプや曖昧な知識から守らなければならないという義務感を常に感じていたのです。

イル・ソーレ24オーレ紙の中で、彼はいち早くビデオジャーナリズムを取り入れました。その初めての仕事を覚えています。震災と放射性物質による被害を受けた福島で、彼が数え切れないほど行なった取材のひとつでした。映像が少々アマチュアじみていると彼に電話で伝えましたが、ビデオジャーナリストとしての素晴らしいスタートでした。一方で、正確で、多くの情報からなる内容や解説においては、常にプロそのものでした。(中略)

ここ数年はギリシャについても心配していました。ユーロ圏の財政危機と緊縮財政により困難に陥ったギリシャの、苦難に満ちた復活を。ギリシャは危機からは救われましたが、国民は大きな代償を払いました。この問題でも彼が用いたのは、イル・ソーレ24オーレ紙が誇る手法でした。つまり、根拠、事実に基づく分析、数字による裏付け、そして知識と事件や人々の現実とを突き合わせながら考える記者としての感度、それら全てに忠実であること。共感すると同時に厳格でなければならない。そして彼はまさにそうあったのです。」

記事全文はこちら(イタリア語): https://www.ilsole24ore.com/art/addio-stefano-passione-il-giappone-e-quel-volo-l-imperatore-ADG8qXS

下記は、カレール氏が東京特派員として執筆した、イタリア文化会館のイベントに関する記事です。(記事は全てイタリア語)

La «Milano che cammina» a Tokyo con Patrizia Zappa Mulas
(29 settembre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2015-09-29/la-milano-che-cammina-tokyo-patrizia-zappa-mulas-075644.shtml?uuid=ACJpBd6

«Young Syrian Lenses»: un film italiano sulla tragedia siriana. I «media-activist» di Aleppo al Refugee Film Festival di Tokyo
(10 ottobre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2015-10-10/young-syrian-lenses-film-italiano-tragedia-siriana-media-activist-aleppo-refugee-film-festival-tokyo-161416.shtml?uuid=ACjTbxDB

Nicoletta Conti dirige a Tokyo “Lucia di Lammermoor”
(25 novembre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/cultura/2015-11-25/nicoletta-conti-dirige-tokyo-lucia-lammermoor-074205.shtml?uuid=ACaAntgB

Calasso: «Adelphi indipendente da de facto a de iure». A Tokyo il lancio in giapponese delle “Nozze di Cadmo e Armonia”
(3 dicembre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2015-12-03/calasso-adelphi-indipendente-de-facto-de-iure-tokyo-lancio-giapponese-nozze-cadmo-e-armonia-071938.shtml?uuid=ACxzwEmB

E’ un manga autobiografico il capolavoro di Igort
(9 dicembre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2015-12-09/e-manga-autobiografico-capolavoro-igort–082528.shtml?uuid=ACe6bnpB

La Galleria degli Uffizi si trasferisce a Tokyo. In modo virtuale con le tecnologie digitali Hitachi
(13 febbraio 2016)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2016-02-13/la-galleria-uffizi-si-trasferisce-tokyo-modo-virtuale-le-tecnologie-digitali-hitachi-101704.shtml?uuid=AC330lTC

Le Langhe di Tullio Pericoli debuttano a Tokyo
(15 maggio 2016)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2016-05-15/le-langhe-tullio-pericoli-debuttano-tokyo-132600.shtml?uuid=ADyQ0WI

Casabella: il decimo compleanno in Giappone
(19 maggio 2017)
https://www.ilsole24ore.com/art/casabella-decimo-compleanno-giappone-AEeDjFPB

Il Teatro Patologico a Tokyo con «Medea»
(4 ottobre 2017)
https://stream24.ilsole24ore.com/video/cultura/il-teatro-patologico-tokyo-medea/AEeBrSeC

Tokyo: successo del Salone dello Studio in Italia
(13 novembre 2018)
https://www.ilsole24ore.com/art/tokyo-successo-salone-studio-italia-AEOOk5fG
https://stream24.ilsole24ore.com/video/mondo/tokyo-successo-salone-studio-italia/AEDYF6fG

In Giappone l’arcipelago del Design italiano
(luglio 2019)
https://www.ilsole24ore.com/art/in-giappone-l-arcipelago-design-italiano-ACz4vvZ?fromSearch

Università: più collaborazioni con Tokyo
(novembre 2019)
https://www.ilsole24ore.com/art/universita-piu-collaborazioni-tokyo-AComEDz?fromSearch

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In occasione del trigesimo dalla scomparsa di Stefano Carrer, grande giornalista e profondo conoscitore del Giappone, il Direttore e tutto il personale dell’Istituto Italiano di Cultura esprimono il proprio, profondo cordoglio ai suoi familiari, agli amici e colleghi.

Stefano Carrer, dopo il liceo Ginnasio “A. Volta di Como”, si era laureato in Giurisprudenza all’Università degli Studi di Milano con una tesi sulla responsabilità penale del direttore di giornale ed ha frequentato l’Istituto per la Formazione al Giornalismo di Milano.

Al Sole-24 Ore dal 1993, ha lavorato fra il 2008 e il 2011 principalmente in Asia e dal 2013 al 2018 è stato corrispondente a Tokyo. I suoi articoli sul Giappone gli sono valsi il prestigioso premio giornalistico “U. Agnelli” e quelli sulla Corea il premio “A. Bernassola”.

Lo ricordiamo con le parole del suo collega Attilio Geroni:

“Schivo, appassionato cultore dell’Oriente, era animato da una passione e da una disponibilità invidiabili. Aveva lasciato il cuore in Giappone, Paese al quale aveva dedicato la parte più importante e più esaltante della sua carriera professionale. E come tutti i bravi corrispondenti esteri o specialisti di un determinato Paese, a un certo punto l’aveva somatizzato: se ne diventa talmente esperti e appassionati che ci si sente sempre in diritto-dovere di difenderlo, soprattutto dai luoghi comuni e dalle approssimazioni.
Al Sole 24 Ore era stato uno dei primi ad appassionarsi al videogiornalismo. Ricordo il suo primo lavoro, da Fukushima, in uno dei suoi innumerevoli viaggi in quel luogo disastrato e radioattivo. Lo chiamai per dirgli che il video era un po’ amatoriale, ma era un buon inizio. Non erano mai amatoriali, invece, i contenuti, precisi, ricchi di informazioni e chiavi di lettura. […]
Negli ultimi anni si era occupato anche della Grecia, della faticosa rinascita di un Paese messo in ginocchio dalla crisi dell’eurozona e dall’austerità concordata con i creditori che l’avevano salvata, ma a caro prezzo per la popolazione. Anche lì, stesso metodo, classico della miglior scuola del Sole 24 Ore: rigore di base, analisi dei fatti, conforto dei numeri e sensibilità da reporter, di chi è abituato a confrontare le proprie competenze con la realtà dei fatti e delle persone. Si può essere empatici e rigorosi allo stesso tempo e lui lo era.”

L’articolo completo è al link https://www.ilsole24ore.com/art/addio-stefano-passione-il-giappone-e-quel-volo-l-imperatore-ADG8qXS

Di seguito, i link ad alcuni articoli che Stefano Carrer aveva dedicato, da corrispondente a Tokyo, agli eventi dell’Istituto Italiano di Cultura:

La «Milano che cammina» a Tokyo con Patrizia Zappa Mulas
(29 settembre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2015-09-29/la-milano-che-cammina-tokyo-patrizia-zappa-mulas-075644.shtml?uuid=ACJpBd6

«Young Syrian Lenses»: un film italiano sulla tragedia siriana. I «media-activist» di Aleppo al Refugee Film Festival di Tokyo
(10 ottobre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2015-10-10/young-syrian-lenses-film-italiano-tragedia-siriana-media-activist-aleppo-refugee-film-festival-tokyo-161416.shtml?uuid=ACjTbxDB

Nicoletta Conti dirige a Tokyo “Lucia di Lammermoor”
(25 novembre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/cultura/2015-11-25/nicoletta-conti-dirige-tokyo-lucia-lammermoor-074205.shtml?uuid=ACaAntgB

Calasso: «Adelphi indipendente da de facto a de iure». A Tokyo il lancio in giapponese delle “Nozze di Cadmo e Armonia”
(3 dicembre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2015-12-03/calasso-adelphi-indipendente-de-facto-de-iure-tokyo-lancio-giapponese-nozze-cadmo-e-armonia-071938.shtml?uuid=ACxzwEmB

E’ un manga autobiografico il capolavoro di Igort
(9 dicembre 2015)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2015-12-09/e-manga-autobiografico-capolavoro-igort–082528.shtml?uuid=ACe6bnpB

La Galleria degli Uffizi si trasferisce a Tokyo. In modo virtuale con le tecnologie digitali Hitachi
(13 febbraio 2016)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2016-02-13/la-galleria-uffizi-si-trasferisce-tokyo-modo-virtuale-le-tecnologie-digitali-hitachi-101704.shtml?uuid=AC330lTC

Le Langhe di Tullio Pericoli debuttano a Tokyo
(15 maggio 2016)
https://st.ilsole24ore.com/art/mondo/2016-05-15/le-langhe-tullio-pericoli-debuttano-tokyo-132600.shtml?uuid=ADyQ0WI

Casabella: il decimo compleanno in Giappone
(19 maggio 2017)
https://www.ilsole24ore.com/art/casabella-decimo-compleanno-giappone-AEeDjFPB

Il Teatro Patologico a Tokyo con «Medea»
(4 ottobre 2017)
https://stream24.ilsole24ore.com/video/cultura/il-teatro-patologico-tokyo-medea/AEeBrSeC

Tokyo: successo del Salone dello Studio in Italia
(13 novembre 2018)
https://www.ilsole24ore.com/art/tokyo-successo-salone-studio-italia-AEOOk5fG
https://stream24.ilsole24ore.com/video/mondo/tokyo-successo-salone-studio-italia/AEDYF6fG

In Giappone l’arcipelago del Design italiano
(luglio 2019)
https://www.ilsole24ore.com/art/in-giappone-l-arcipelago-design-italiano-ACz4vvZ?fromSearch

Università: più collaborazioni con Tokyo
(novembre 2019)
https://www.ilsole24ore.com/art/universita-piu-collaborazioni-tokyo-AComEDz?fromSearch

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